そこはセブ市内から車で3時間、オスロブと言う港町。ここでは飼育されていない野生のジンベエザがほぼ間違いなく見れる世界的にも大変珍しいセブでも大人気の場所。
■目次
ジンベエザメは赤道以南の海洋に生息する大きいもので体長10メートルを超える世界一大きな魚。
主食はプランクトンやオキアミで人間にとっては安全。模様が和装の甚平に似てることからその名前がつけられたと言いう。
英語ではクジラに似ていることから「Whale shark(ホエール・シャーク)」と言う。フィリピンでは英語名で通じるので現地ツアーに申し込む時など、英語名を言っていれば有名スポットなので相手は理解してくれるだろう。
世界の色々な場所に「ホエールシャーク・ウォッチング」できるスポットはあるが、見れなくても仕方がない。というのが常識。ではなぜオスロブでは野生のジンベエザメをほぼ間違いなく見ることができるのか?それは世界でも大変珍しいジンベエザメの餌付けに成功しているからだ。
生態系を崩しかねないなど、いつもの諸外国からの批判はあるのだが、それにはちゃんとしたストーリとジンベエザメ保護の取り組みもあり批判するようなことではないと思う。
ここオスロブ近郊の海でジンベエザメの好物のオキアミが大量に生息していて、昔からそれを目当てにジンベエザメが出没するところだった。
以前はジンベエザメは食べられていたそうだが、フィリピン政府からジンベエザメの捕獲を厳しく禁止。こまった漁師たちはオキアミを撒き続けジンベエザメを餌付けすることに成功し、それが観光資源となり今に至っているのである。
さらにオスロブではオキアミを午前中しか撒かないようにい自主規制を行っているので午後からはジンベエザメは他へ餌を探しに行かないといけない為、オスロブでは午前中しかジンベエザメを見ることができない。
また研究者が個体識別も行っていて、その結果このあたりに住み着いてるジンベエザメはいなく一定の期間が過ぎると習性通り何処かへ周遊しに行ってしまうそうだ。
安心をお金で買う大手旅行会社が主催するツアーや日本語OKの現地ツアーで行くのももちろん良いだろう。
しかしここはちょっと冒険してみては如何だろうか?
ツアーの説明ページをには、高いお金を払ってツアーに行く必要性が書いてあるが、実際は自力で行っても対して難しくないし、まず値段が全然違う。
日本語OKのツアーの料金は大体1人15,000円~30,000円だ。しかしバスでオスロブまで自分で行けばバス代350円くらいとジンベエザメ見学料だけだ。また何人かで行くなら車をチャーターするのも良いかもしれない。ちなみに見学料はプランによって違い
ボートの上から見学:500ペソ(1,100円)
シュノーケリング30分:1000ペソ+道具レンタル50ペソ(2,300円)
スクーバダイビング50分:1500ペソ(3,300円)+ ガイド代1500ペソ
ジンベエザメは上の方にいるのでお勧めはシュノーケリングだ。スクーバダイビングは必要ない。
受付を済ませた後に着替え、そしてインストラクターからの説明がある。英語での説明だが、日本語で注意書きもあるので英語が分からなくても問題ない。
ジンベエザメツアーは自主規制から午前中しか餌付けを行っていないので、セブ市内から行く場合は遅くても6時、7時にはバス停に着いてるようにしよう。
またジンベエザメ以外にも近くにか「ツマログの滝」や少し離れるがセブ最大の滝「カワサン滝」や水質がとてもきれいな「スミロン島」が遠くないので頑張って朝早くから行って別な場所でも楽しむのがお勧め。
セブ市内にあるCebu South Bus Terminalからオスロブ(Oslob)までバスで行くことができる。バスは午前3時から30分毎に出ているので到着時間を考えて早めに行くと良いだろう。
バスターミナルについたら「オスロブ(Oslob)」?とその辺りにいる人に聞こう。正解のバスを教えてくれるはずだ。料金はエアコン付きのもので160ペソ(350円)エアコンなしのバスの方が安いが、数十円レベルなのでエアコン付きを選ぼう。ただエアコンの強度が半端ではないのでう上着を持参した方が良いかもしれない。
バスに乗り込んだら料金を回収する係の人が来るので料金を払う時に「Whale shark」と連呼しておこう。着いた時に教えてくれるはずだ。ジンベエザメが見れる辺りにバスが来ると道沿いに看板が幾つか出てるのですぐに分かるはず。
帰りもバスを降りた道路で待っているとセブシティ行きのバスが来るのでそれに乗って帰るだけだ。
グループで行く場合はレンタカーを借りるのも悪くない。レンタカーならジンベエザメを見た後他に場所にも行きやすい。
フィリピンで運転なんてしたくない!という方。大丈夫。フィリピンではドライバー付きなのが一般的で18時間借りて4500ペスくらいだ。
水着
日焼け止め(ジンベエザメを見る時は禁止なのでその前後に使おう)
タオル
上着(バスの場合)
カメラ(水中カメラは有料で借りれガイドが一生懸命写真を撮ってくれる。)
シュノーケリングセット(レンタルも可)
野生のジンベエザメと確実に泳ぐことができるのは世界でもオスロブくらい。巨大なジンベエザメと一緒に泳げる感動はなかなか味わえるものではない。セブに行ったら是非体験してみよう。