2度目のアヤワスカ体験記

こんにちは!スペイン Ibiza島在住4年目のChikaです。

今回は、2度目になるアヤワスカ体験中のとても印象に残った内容についてアヤワスカの効能と合わせて紹介していきます。

アヤワスカって結局なんなの?麻薬?薬草?の答え

それは・・・・私にとって。

蓋をしていた感情を吹きださせ、前進へ向けて確実に自身をプッシュをしてくれる薬

2度目のアヤワスカが私に教えてくれたのはそれでした。

アヤワスカって人によっていろんなものが見えるのですが、効能については同じです。

また重要なのはアヤワスカを摂っているその瞬間より、アヤワスカを摂って得た気づきをその後どのように自分の人生に反映させていくか?この部分が実に重要なポイントだと思います。

一旦主題のアヤワスカの効能について、経験を交えて説明したいと思います。

大人になると「感じないように蓋をする感情」の1つや2つってありますよね。

感じてしまうと、悲しくなる。悔しくなる。何もできなくなる。

だから、その気持ちには目を向けるのを辞める。

気づかないふりをする。そうして本音に目を向けずにとりあえず毎日を上手く乗りこなそうとする。

それも1つ社会で生きていくのに必要なスキル。むしろそのスキルが無いと、前になんか進めないと考えてそのままにしちゃったり。

でもその感情に気づかなくなるって行動は、本当の自分の願いや希望から目を伏せること。

そして本当の望みから遠ざかり自分を傷つけてしまう。

そうして、いつしか忘れてしまった感情を思い出させてくれるのがアヤワスカなのです。

【経験談 1  寂しかった抱きしめて欲しかった・・・】

この気持ちは幼少期に母を失ったことからきています。

アヤワスカを摂取した次の日の体験談会では親との関係性に話す人が多かったのでこの話がタブーでは無く多くの人が抱えるの悩みの1つと考えて、簡単に触れていきます。

母の存在を失ったのは8歳ごろ。当時は、「いつもさみしい。」「不安。」

という気持ちが強かったです。

母は入院していて身体は、病室のそこにありましたが食べることも話すこともできませんでした。

亡くなったというのとは違いそれがまた現実の理解に膨大な時間を要したことを覚えてます。

戻ってこないという現実を理解するまでに、5〜10年近くの時間がかかりました。

でも戻ってこれないこと理解してからは、自分なりにその寂しさや苦しさを埋める日々だったように思います。

月日が流れて15年が経ち、母の魂が遂に天国に届いたとき、私にはもうすでに母との間にある悲しみや寂しさというものは、なくなっていました。

葬儀の日には祝福の思いで、母の遺体に笑顔で口紅を塗ってあげたのを覚えています。

現在はイビザ島に暮らし、スペイン人や他のヨーロッパ人とスペイン語や英語でコミュニケーションを取りながら、新しいことに日々チャレンジしているため、今までの悲しかった過去に回想することはほとんどありません。

しかし、アヤワスカを摂取すると、1度目も2度目も必ず私の奥底から湧き上がってくる感情があります。

それが、「寂しかった。悲しかった。抱きしめて欲しかった。」と言う気持ち。

そんな気持ちがブアーーーーーっと体の底から湧き出します。

と、同時に2秒後に吐瀉物になる液体が体の内側から登ってくる。

まずは、嘔吐を完了させて湧き上がってきた全ての液体をバケツの中に収めます。

バケツの中に液体を吐いたせいか気持ちは少し落ち着き、こめかみのあたりの曇った感覚がすっきりするのです。

そこまでいくと、次は心の中で当時の自分に対して労わりの言葉をかけていきます。

「悲しかったね、辛かったね。頑張ったね。抱きしめるよ。あなたは今でも母に抱きしめられているよ。」

自分が欲しかった言葉を1つ1つかけていくと、嘘のように心が落ち着くのです。

そして今度は身体に強さを感じる。この部分のスッキリする感覚が私はとても好きです。

そうしている間にも目の前でシャーマンが歌っているのでその歌に乗って体を動かし、歌い、楽しんでいくのです。

そうして更なる気づきと体の反応を待ちます。

【経験 2 ただ、ただ、苦しい・・・】

空気が吸いにくい・・・・と前に突っ伏したところ隣にいたヘルパーの男性が「空気をゆっくり吸って。」と私に語りかけました。

空気を吸いながら、啜り泣くような形になると

「泣きたいなら、泣きな。泣いていいんだよ。」と。

そんな優しい穏やかな言葉に、タガが外れたように涙が湧き出る。気づけば胸を借りながら泣いていた。

でもそれと同時に初対面の男性に介抱されていることに対しての恐怖感が押し寄せてくる。

男性への身体的距離感の恐怖感は知らないうちに私にとって大きな不安感になっていることに今まで気づいていませんでした。

それが介抱人として用意された人だと知っていてもなんだか違和感と恐怖感が入り乱れ・・・

手が触れていたり、肩を貸してもらったり、初対面の異性の手の感触とか、洋服から感じる温もりとか。香りとか、五感による言葉のない情報が頭を回らせました。

もうすべて感じたくない!と思ったら言葉が出なくなり、外へ連れて行かれました。

なんとか外に出て空気を吸うと、現実の感覚に戻りました。

距離を置いてきた人との身体的な距離が急に近づくことはどういうことなのかを思い知ったように感じました。

また身体的な触れ合いへの欲望や、産後に求めていた優しさ。受けられなかった悲しみがさっきの苦しさだったのかと気づかされました。家族もいない場所で子供を産むって大変なことです。

1人でも大丈夫。寂しくない。今の私に特にそういったものは必要でない。と無意識に決めていた言葉たちが蘇り、自分を傷つけていたことに気づかされました。

本当はそうじゃないんだ。本当の私の気持ちに再会したような気持ちでした。

摂取後1週間

感じた自分の気持ちを大切にするためには、自分の気持ちを忘れないためのワーク。

体の痛みに寄り添って治療したりやりたかったスポーツの時間をとる。

悲しかった出来事はもう一度くらい振り返って、もう笑える自分になればいいかと流す。

また泣きたくなったり、思い出したくなったらそうすればいいだけで引きずられる必要はない。

そうすると、では次にできることは何か?

私が欲しいものは何か?自分の素直な気持ちに目を向けて新たな目標を設定する。

見つけた自分の目標にひたむきに。前向きに。

そう行動しながらも、「あの時の自分の行動は?あの時に感じた悲しみは?あの時の渇望感は?」

と摂取後1週間くらいは、いつもは気づかない自分の気持ちに気づきます。

それをメモしたり、もう一度自分に問いかけをしたりして自分の本当の望みを聞いてあげる。

それを達成するための全ての道を確かめにいく。

そんな人生の旅 に出ることを自分に許可をだし、自分の背中を押していく。

1週間ほどは、そんな薬の効力を感じながら、時々涙を流しながら過ごします。

いつからか、イビザに来てから私==ー自分が本当に欲しいものが少しずつわかるようになってきた気がします。

そして先祖や周りの自然や目には見えないさまざまな神々から守られていると感じる。

スピリチュアルなお薬、アヤワスカは私にとって、心を解放する薬。

これからアヤワスカを摂取する人へ

アヤワスカは嘔吐するのが当たり前!のように話は進みましたが、実はそんなことありません。

過去の悲しい出来事や辛かったことに、対面する人もしない人もいます。

どちらにせよ、効能を得るためにはアヤワスカを取る前は万全な準備をしていくのが大切です。

アヤワスカで必要な準備それは・・・・

アヤワスカ事前 DIET

Your Body & Mind Nutrition before the Ceremony

It is suggested to abstaining from alcohol, recreational drugs, medications, meat, salt, sugar, sexual activity of any kind for 3 days in prior to the Ceremony keep clear and prepare physically and mentally to welcome the grace of healing through Ayahuasca.

Ideally, the Ceremony day, eat light and in a mindful way

【セレモニー前の体と心の栄養について】

アルコールや娯楽用の麻薬(MDMA、コカイン、LSDなど)、薬、肉、塩、砂糖、性行為は避けてください。

そして、アヤワスカの癒しの恵みを得るために、肉体も精神的にも準備を整えてください。(←安静に過ごすようにの意味)

また、セレモニー当日は軽い食事飲みを思いやりのあるやり方としてください。

厳格なシャーマンだと2週間〜2週間半前から上記の摂取を停止し、精神を穏やかに過ごすように言われるそうだ。

私は1週間前の10日の日に少なくとも今日からDietをしなければならないことを思い出した。

だけれどいざ、始めてみると娘がいるとなかなか完璧にはできません。

砂糖じゃないにしろ、黒糖やらアガベシロップやらハチミツは口に入れてしまう。

それに肉も。

アヤワスカ前の数日はなんでかイライラが滞っていて、食生活が乱れがちだった。とはいえ、あんまり気にして、制限をうまく実行できない自分をせめても仕方がない。

割り切って、酒を飲まない、コーヒーを飲まない。肉を自分の皿に入れない。

などしてできる限りのdietに励んだら、今回のAyahuascaは前回よりも楽に乗りこなせた気がする。

Dietが推奨される理由

Dietをせずに多数の刺激物や肉、などを摂っていたとする。

そうするとアヤワスカが体に純粋な効能を出せない。

また、アヤワスカは吐き気を催す飲み物でもある。

ではあるが、dietをしたかしなかったかで吐き方や吐く量がかなり変わる。

吐く量が増えると、体への負担はもちろん上がる。

そして、体の負担が大きいと精神への負担もより強くなる。

体と精神はつながっているので、体と精神を穏やかに保ち、準備を整えるというわけです。

終わりに

アヤワスカを試すか迷っている方、いかがでしたか?

摂取前には自分の中にある問いをある程度明確にしておくと、回想がうまくいくので試してみてください。

アヤワスカの話初めて読んだという方は他のブロガーやYoutuberの方の経験を聞いてみるのも良いかもしれないです。

ぜひ、素敵なayahuasca journeyになりますように!

おしまい・・・

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