タバコがが大人の身だしなみだった古き良き時代?は機内でタバコを吸うことが許された。そんな時代はとうの昔。未だに機内のトイレに灰皿が付いているの昔の機体に乗っているからだとはじめは思っていた。しかし最新鋭の飛行機のトイレにも灰皿はついている。
なぜだろうか?理由をフライトアテンダントに聞いてみた。
そこにはきちんとした理由があった。しかももし灰皿が壊れている場合は、3日以内にドアの交換か灰皿の修理をしなければあならないという規則が航空法で決まっている。
ロンドンのヒースロー空港発のブリティッシュ・エアウェイズの飛行機の1便で、「機内に灰皿が見当たらない」との理由で離陸が約30分遅れるという珍事件が発生。全面禁煙の飛行機なのに灰皿が無いため離陸が遅れる…?
あの灰皿のおかげでタバコを思い出し、吸いたくなってしまうのではないかと思ったりもするが、1973年に最悪な事件が起こってしまう。
リオデジャネイロからパリへの定期便ヴァリグ・ブラジル航空820便のトイレ付近から発火。空港までたどり着けないと判断した機長は不時着を決意。
成功したが、乗員乗客124人が死亡。一酸化炭素ないしは有毒ガスの吸引が原因で不時着前にはすでに多くは死亡していた。発火の原因は特定はされていないがタバコの吸殻をゴミ箱し捨てたのが原因とされている。
その後、トイレ内の煙探知機の設置や万が一喫煙した際に使用するための灰皿の設置などの防火対策が世界各国で進められた。
ルールを破ってタバコを吸う人はバレなければ1度だけでは済まないだろう。飛行機のトイレは水洗式ではなく吸引式。発火の可能性は0ではない。万が一吸ってしまう人間が居ても安全に消化が出来るように灰皿は設置は必要なのだという。
ちなみに機内でタバコを吸うと高額な反則金が要求されるうえにもうその航空会社は利用出来ないだろう。くれぐれも命の危険を犯して機内でタバコを吸おうなどとは思わないことだ。