世界遺産アユタヤ遺跡群を見て回るにはツアーがお勧め。現地発着ツアーなら安いもので1,000バーツ(約3500円)くらいから参加できる。自力で回れないこともないが見るべき場所一つ一つが離れているので、結局ツアーとほとんど変わらない額になってしまうか、それを上回ってしまうことも。
■目次
アユタヤ遺跡とは、タイ・バンコクから北へ約80キロのところにある14世紀~18世紀に王都としてして栄えたアユタヤ王朝の遺跡群のことで、1991年に「古都アユタヤ」として周辺にある遺跡群と一緒に世界遺産に登録された人気の観光地。
日本から日本の旅行会社を通して申し込みするとかなり割高なので現地で申し込みをしよう。宿泊しているホテルで申し込みが出来ることもあるが、街を歩いているとツアー会社をたくさん見かけるので探すのに苦労はしない。
ツアー料金は安いもので900バーツ(3,100円)くらいから。そこから周る場所を増やしたり、像に乗ったり、日本語ガイドなど、オプションを増やしていけば値段が上がる。
今回一番安い部類のバンコク発のアユタヤ遺跡日帰りツアー(1,000バーツ)を体験してきたのでその内容をご紹介。
ドライバーが普通の乗用車でホテルに迎えに来てくれた。8時から8時半の間に迎えに来てくれることになっていたが、幾らか過ぎていた。バンコクは渋滞がかなり酷いので時間通りに物事を勧めるのが困難。
時間を多少過ぎていても気長に待とう。もし、あまりにも来ないようなら直接申し込んだツアー会社に連絡するか、ホテルの人に連絡して貰おう。
他のホテルに送迎に行っていたドライバー達とカオサンロードで待ち合わせ。そこで他のツアー参加者と集合し、ガイドと一緒にバンに乗り込みアユタヤ遺跡に向かう。
まず初めに訪れたのは北を頭に西を向く全長42メートルの巨大な寝仏が横たわるワット・ローカヤースッター。戦争によって破壊されたが1954年に復元。
木の根で覆われる仏頭があることで有名な仏教寺院の廃墟。至る所に仏像があるがビルマ軍による破壊と盗難によってほとんどの仏像の頭がない。
木の根で覆われた仏頭と仏教寺院の廃墟はとても神秘的。木の根で覆われた仏頭は毎年根っこが仏頭を侵食してるので、近い将来見れなくなる恐れがあるらしい。
筆者たちが参加したツアーはタイ料理のビュッフェ。味はまあまあだったが、安いツアーなので許容範囲。
バンコクのワット・プラケオに相当すると言われる重要な寺院。重要な寺院な割に仏塔に登ったりできたりと自由に見れる。
1491年に建立されたアユタヤ王朝の王室守護寺院で、巨大な3つの仏塔にはそれぞれ3人の王の遺骨が納められている。保存状態が他の寺院より良く当時の姿を垣間見れる。
ワット・プラシーサンペットのすぐとなりにある、黄金に輝く高さ17メートルの仏像が有名。今回は修復作業の為残念ながら見れなかった。
17世紀のアユタヤ王朝時代の時の避暑地用宮殿。アユタヤ王朝崩壊後100年近く放置されたままになっていたが現王朝ラマ4世王、5世王が復興し、当時ヨーロッパと交易があったことからルネッサンス様式の庭園。
とても綺麗に整備されていて美しいが、仏教寺院の廃墟で圧倒されていた筆者には物足りなかった。池には大きな亀がたくさん生息していた。
以上の場所を全て回って夕方5時くらいにカオサンロードに戻ってきて解散。バンコクにある寺院とはまったく違う趣と荘厳な雰囲気。バンコク旅行に行ったら是非訪れたい場所だ。
アユタヤは夜の早い時間には既に街が閑散としてしまうので、バンコクからの日帰りツアーが断然お勧めだ。