■目次
マラケシュからバスで3時間の港町「エッサウィラ(Essaouira)」。ボブ・マーリーやジミ・ヘンドリックスが愛したと言われる芸術の街は地元モロッコの人にとっても一度は訪れたい街として人気。
シーフードが有名で、マーケットでその日にとれたシーフードを手に入れ、近くのお店でグリルしてもらうこともできる。またとても整備されたビーチもありビーチ沿いにはおしゃれなカフェ・レストランが並ぶ。
エッサウィラはとても居心地が良く、ついつい長期滞在をしてしまう旅人も多い。他の都市とは人の雰囲気が全く違い、うざい人もしつこい呼び込みも居ない。
観光スポットを回っていくタイプの町ではなく、エッサウィラはメディナを散歩しながら買い物したりビーチで日光浴したりカフェで休憩などゆっくり過ごすのにとても最適な街だ。
ゆっくり過ごすのに最適な街エッサウィラ。どうしてもお酒を飲みたい!そんな方にはビーチ沿いに並ぶレストランには、割高だがビールやワインなどのお酒が置いてあり、ビーチを眺めながらお酒を楽しむことができる。
だが、ただでさえお酒が高いモロッコ。小洒落たビーチ沿いのバーはさらに高い。地元モロッコ人なんてまずそんなところでは飲まない。
そこでお酒が安く飲める地元の人で賑わう老舗のバーと、観光の拠点になるメディナから近い酒屋の場所をご紹介する。
Google Mapで調べると「Unknown but Cheap(無名だが安い)」とでてくる、
何もない路地に入っていくと営業している時は、入り口に人が立っていて、「Welcome」などといって中に案内してくれる。店内は比較的明るく、バーと言うよりレストランに近い雰囲気。
ただ、モロッコだけあり店内でタバコが吸えるので、タバコの臭いが苦手な人には辛いかも知れない。店員いわくとても老舗のバーでフランス人が作ったとか言っていた。
ローカル・ビール(Flag Spéciale, Stork)が17ディルハム(約200円)でハイネケンは20ディルハム(約230円)。ただしサイズは小さめ。
その他には赤、白ワインのハーフボトルとフルボトル。ウイスキーなんてのもあったので、注文してみたら銘柄不明のウイスキーにコーラを入れられ、ロックで飲みたかったのだがウイスキー・コークになってしまった。値段は30ディルハム(約350円)。
店内は撮影禁止なので絶対に写真は撮らないようにしよう。とてもフレンドリーな人が多く飲んでいると必ず何人かに話しかけられるだろう。地元の人などと絡みたい場合はお勧めだ。
エッサウェラ観光の拠点であるメディナからほど近く、品揃えも豊富な酒屋。特にワインはたくさんの種類を用意している。金曜日は他の多くのお店と同様休みなので注意しよう。
大型スーパー。メディナからは少し遠いが、食材などをまとめて買い物したい場合はいいだろう。お酒の品揃えも豊富。
エッサウェラのマーケットにあるシーフードは観光客価格にしてあるようであまり安くない。
少しでも安く買いたい方は、夜10時過ぎにメディナに行ってみよう。昼間の売れ残りのシーフードが格安で購入できる。売れ残りと言っても全然新鮮で、イワシ6匹で20ディルハム(約230円)。カニも20ディルハムで買うことができた。
人も穏やかでいい感じの規模の観光地エッサウェラ。マラケッシュやフェズで人に疲れた方にはピッタリの場所。
ついつい居心地が良く筆者たちも1週間も滞在してしまった。毎日どこに行くわけでもなく、昼間はメディナをウィンドウ・ショッピングしたり海を眺めたりしたりして楽しみ、夜はマーケットで買ってきた蟹やシーフードを調理し、酒屋で買ってきたビールとワインで楽しんだ。
たまにはバーで地元の人と一緒にお酒を飲んだりと、そんな1週間を過ごした。特になにもしないで、ゆっくり過ごすのにピッタリなエッサウェラ、モロッコに行くときには是非旅程に入れていただきたい。