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白い街「アレキパ歴史地区」と歴史ある巨大修道院「聖カタリナ修道院」【ペルー】

ペルー第2の都市「アレキパ(Arequipa)」

首都リマに次ぐペルー第2の都市アレキパはCiudad Blanca(白い町)と呼ばれ、建物のほとんどが近郊で採れる白い火山岩で造られている。

コロニアル様式の歴史的建造物が数多く残る町並みは美しく「アレキパ歴史地区」として世界遺産に登録されている。

ペルー南部に位置し、地理的な状況から多くのペルー旅行者にとって見落とされがちだが、その分アレキパ歴史地区は観光客で混雑していなく街歩きが特に楽しい。

また1540年にスペイン人によって作られたアルマス広場や大聖堂、500年前に埋葬されたファニータ(Juanita)と呼ばれる少女のミイラなど見どころも多い。その中でも特に必見なのはサンタ・カタリナ修道院だ。

サンタ・カタリナ修道院(Monasterio de Santa Catalina) 

サンタ・カタリナ修道院は1970年の一般公開まで約400年もの間、外界と完全に隔離された修道女だけの生活が営まれていた。

歴史の中で幾度も修復と増築を繰り返し、その敷地面積は約2万平方メートル。最盛期には500人もの女性が住んでいた。

塀の中は外界とは全くの別世界で、居住区ごとに鮮やかな色で色分けされておりその間を迷路のように入り組んだ回廊が広がっている。その回廊には宗教画が描かれ、幾つかある小さい中庭には花が飾られている。

それらが鮮やかな色の壁と相まって美しく静寂な空間を作り出している。実際に使用されていた家具や施設が残されており当時の生活を垣間見ることができる。

ガイドツアーがお勧め

広大で迷路のような敷地内を自力できちんと見て回るのは大変。ガイドをつけて歴史を学びながら効率よく回るのがオススメだ。

入り口に待機しているガイド(約20USD)は英語はもちろん幾つかの言語で対応してくれる。なんと日本語ガイドもいる。

1時間くらいのツアーが終わった後は閉院時間まで自由に院内を楽しむことができる。また週に2日ほど(火曜、水曜)は19時半まで開院しているので、ロウソクの火のみで照れされた薄暗い回廊を当時の修道女が歩いたような雰囲気を味わえる。

フォトジェニックな院内

居住区ごとにカラフルに色分けされた迷路のような回廊。
際に使われていた家具屋道具が残してある。壁にかかっている宗教画にも歴史の重みが。
とても広い院内はさらっとみても1時間以上はかかる。

営業時間と料金

営業時間/毎日:9時~17時、火曜・水曜のみ9時~19時半

閉院日:12月25日、1月1日(HPを確認)

入場料:40ソル(約1300円)

院内マップ

その他アレキパのお勧めスポット

サン・ラサロ地区

サン・ラサロ地区(San Lázaro)

街全体が美しいアレキパだが、特に雰囲気があるエリアがサン・ラサロ地区。

コンドル・ウォッチング

アレキパからのツアーで有名なのは、コンドル・ウォッチングツアー。コルカ渓谷(Cañon del Colca)にあるコンドル生息地の展望台から野生のコンドルを眺めるというもの。

1泊2日のツアーが一般的。アレキパにあるツアー会社ならほぼ間違いなく扱っているので興味がある方は探してみよう。

最後に

アレキパ歴史地区は美しい街並みだけでなく、美食の街としても有名でたくさんのレストランがあり現在人気急上昇中の美味しい本場ペルー料理が楽しめる。

またサンタ・カタリナ修道院は外側からは想像できないほど内側はカラフルでどこで写真を撮っても絵になるので、歴史にさほど興味ない人にもオススメのスポット。入院料は安くはないがその価値はあるので、是非訪れ欲しい。

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