マチュピチュやウユニ塩湖と並ぶ南米有数の人気観光地と言えばイグアスの滝。写真では絶対に伝わらない圧倒的な迫力はまさに絶景。
そんなイグアスの滝に行く前に知っておきたい情報をまとめてみた。
■目次
ブラジルとアルゼンチンにまたがるイグアスの滝は、ナイアガラの滝、ビクトリアフォールズと並び世界三大湿布にも数えられている。
筆者はナイアガラの滝にの行ったことがあるのだが、断然イグアスの滝の方が迫力があった。
そんなイグアスの滝は、大小275もの滝で構成されていて滝幅は2.7キロ、最大82メートルの落差で、毎秒65,000トンもの水が落ちている。1トンは1000リットルなので、1秒間にとんでもない量の水が落ちていることになる。
こんな大量の水が1秒間に落ちていてよく枯れないもんだと不思議に思う。ちなみにイグアスとは先住民の言葉で「大いなる水」という意味。
イグアスの滝の方が断然大きい。イグアスの滝の最大落差82メートルに対してナイアガラの滝は50メートル。滝幅もナイアガラの滝の4倍、水量は7倍違う。
世界三大湿布の中でも一番大きく、従って世界一のスケールを誇るのがイグアスの滝だ。
以前訪れたルーズヴェルト元大統領婦人がそのあまりの迫力に「可愛そうなナイアガラ」と言ったとか。
どちらも国立公園を持っており、見え方が違うので一概には言えないが、どちらか一つだけ選ぶとしてらアルゼンチン側。
理由は滝の8割がアルゼンチン側にあり、上から下からなど様々な角度から滝を見ることができるからだ。
ただブラジル側には滝が2割しかない分、対岸からならではの壮大な景色が拝める。
アルゼンチン側はすべて回るのに4~6時間は優にかかるのに対してブラジル側は2~3時間あれば十分。アルゼンチン側に宿をとりそこをベースにブラジル側へ日帰りで行くのが効率的。
ただ、せっかく地球の反対側まで行くのだから2日かけて両サイド1日ずつ見ることを強くおすすめする。
ほとんどの人が滞在することになる滝から一番近い町「プエルト・イグアス(Puerto Iguazú)」から約20キロのところに国立公園は位置する。
滝の80%がアルゼンチン側にあるだけあって、たくさん見るところがあり、幾つかのコースに分かれていて、園内を走るトロッコへ乗って移動する。乗らずに歩くことも可能。
コースは大きく分けて「上流コース」と「下流コース」に分かれていて、滝を上から見れるのが上流コースで下から見れるのが下流コースだ。
広い園内を効率よく回るために4つのルートが用意されていて、アドベンチャー・ルート、ファミリー・ルート、写真と鳥ルート、リラックス・ルートがあり気分や体力によって選べるようになっている。
ルートは色で分かれていて、同じ色の番号を辿っていけば迷わず回ることができるようになっている。
どのルートも「悪魔の喉笛」などの絶対に外せないポイントは入っているので安心だ。
園内は見どころもたくさんあり、とても広い。また時間が遅くなればなるほど混んでくるので、オープンと同時に行くのがオススメだ。
所要時間:4〜8時間(選ぶルートに寄って変わってくる)
営業時間:8:00〜17:00
入場料:600ペソ(約1,500円)
方向さえ間違えなければほとんどのバスが国立公園へ行くのでバス停でバスを待とう。終点がイグアスの滝国立公園。
念の為、乗車時にイグアスの滝へ行くかどうかだけ確認しよう。もし不安な方は前日にばバスターミナルへ行ってチケットを買っても良い。
滝を色んな角度から見れるアルゼンチン側と比べて対岸から壮大な滝の全容を見れるのがブラジル側の特徴。
国立公園に着きチケットを手に入れたらまずバスに乗って滝まで行くことになる。
バスに乗ったら最後のバス停まで一気に行ってしまい、そこから入り口に戻るようにビューポイントを巡るのが効率的に回るコツだ。
落差80メートルを誇る「悪魔の喉笛」を上と下から見ることができる。大迫力の悪魔の喉笛は、かなり濡れるので必ずカッパを用意しよう。もし持っていない場合はギフトショップでポンチョが売っているので購入することをお勧めする。
アルゼンチン側同様時間が経てば経つほど混んでくるので朝イチで公園に着くのがベスト。
所要時間:2〜3時間
営業時間:9:00〜17:00
入場料:64レアル(約1,800円)
もちろんブラジル側にホテルをとって行くのが一番楽だが、筆者たちはその後ブエノスアイレスへ行く予定だったので、アルゼンチン側滞在してブラジル側へ日帰りで行った。
プエルト・イグアスのバスターミナルで「Rio Uruguay」とうバス会社あるのでそこでブラジル側の国立公園へのバスチケットが買える。
始発のバスが8:30からでその後は1時間おきにバスが出ている。
また筆者たちのようにアルゼンチンに戻る場合はバス停がかなりわかりにくいので、そこら辺の帰りのバスチケットを見せ人に聞きまくろう。
世界的に有名な観光地だけあってとっても安全。
アルゼンチン側の町「プエルト・イグアス(Puerto Iguazú)」ブラジル側の町「フォズ・ド・イグアス(Foz do Iguaçu)」ともに安全な印象。普通に気をつけていれば大丈夫だろう。
公園内で一番気をつけた方がいいのが、公園内をウロウロしているハナグマ。
見た目はとても可愛いいが、観光客の食べ物を狙って、まれに引っ掻いたり噛んだりするので、何かを食べる時は注意しよう。
また大雨が降ったあとは水量が上がって立入禁止になる区域が発生することもある。
筆イグアスの滝のブラジル側に入るためには日帰りでアルゼンチン側に戻るとしてもビザが必要。
筆者はブラジルの他の町へも行ったので事前にオンラインでビザを申請して持っていた。
しかし2019年6月17日からは日本人はビザ無しでブラジルに入れることになった!
なので2019年6月17日以前に行く場合はオンライン、または大使館に出向いてビザを取得する必要があるが、2019年6月17日以降はなんの申請も必要なくブラジルに入れるので無駄な費用を払わなくて済む。
プエルト・イグアス(Puerto Iguazú)とフォズ・ド・イグアス(Foz do Iguaçu)それぞれの町には特色があり、ブラジル側はとても整備されていてキレイだが、大きい施設ばかりで、小さいお店などがほとんどなく少し不便な印象。
アルゼンチン側はブラジル側と比べるとちょっと寂れた印象はあるが、町として機能しているので食事や散歩も楽しめる。
またアルゼンチン側には「トリプレ・フロンティエル」英語で「Three frontiers」と言う3ヵ国の国境が重なる場所がありちょっとした観光地になっている。アルゼンチン側の方が安宿が多い。