■目次
リマからバスで約4時間のところにある人口1200人の小さな海沿いの町。
町自体は1時間もあれば回れてしまうが、その小さな町には、多くの野生動物が生息しリトル・ガラパゴスと言われるバジェスタス島や巨大彫刻エル・カンデラブロ、パラカス国立保護区など日本ではあまり知られていないが見どころがたくさん存在する。
砂漠のオアシス「ワカチナ」からも近いので時間に余裕がある場合は寄って損のない町だ。
パラカス観光で一番人気の行き先。リトル・ガラパゴスと呼ばれ海の生態系がペルー政府によって守られいる。
ツアーに参加すると魚を狙うカモメや昼寝するアシカ、大量の種類と数の鳥、ペンギン、イグアナや運がいいとイルカも見ることができる。
ガラパゴス諸島と違うのは島への上陸は許されておらず、スピードボートからの見学になる。
港からボートでたった30分で行けることからThe Poor Man’s Galapagos(貧乏人のガラパゴス)なんても呼ばれているが、たくさんの海洋動物の生態系が見れるので満足度が高い。
バジェスタス島へ行く時に通るナスカの地上絵を思わせる巨大彫刻エル・カンデラブロ。
カンデラブロとはスペイン語で燭台を意味するスペイン語で高さ150メートル、幅50メートルの巨大彫刻。ナスカの地上絵よりも昔に彫られたものだと言われ、なぜ彫られたのかその目的は未だに解明されていない。
砂の上に描かれているように見えるが、そう見えるのは風で運ばれてきた砂で表面が覆われているため。
沢山の種類の重要な植物、動物が生息している保護区。見どころはなんと言っても半島から眺める景色だ。力強く海岸にぶつかる波、地上に広がる砂漠が海へと続く姿は絶景。
バジェスタス島を見学するにはツアーに参加するのが必須。午前8時と10時の2便のみ。
約2時間のツアーで3島回るのが一般的で他の観光客と一緒にスピードボートに乗り込み、ツアー中ガイドがスペイン語と英語で海洋生物について説明をしてくれる。
旅行会社によって値段が違うが、パラカス国立保護区とセットで大体2,000円前後が相場。港に行けば幾つか旅行会社があるので必ずいくつか回って交渉しよう。
宇宙人説で話題になった頭部が長い頭蓋骨やミイラ化された頭部たち。パラカスにある3000年程前の墓地遺跡から出土。
Museo Histórico Paracasというバジェスタス島のツアーが発着する場所の近くのミュージアムで展示されているらしい。入場料は約200円。ひっそりと展示されていて話題にもならなかったので筆者は見逃した。
発見されてから長い間謎に包まれていたが、最近の研究で頭蓋骨は宇宙人のものではなく、先天的な遺伝子異常が原因で生まれてきた人類の亜種だということだ。
パラカスへはリマからバスで行くのが一般的で所要時間は約4時間。筆者たちはペルーホップを利用していたので、チリから北上し、ボリビアを周り、マチュピチュやワカチナに寄りながら自動的にパラカスにも立ち寄った。
ナスカの地上絵や砂漠のオアシス、ワカチナもパラカスからほど近いのでそれらに行く予定の方はパラカスは旅程に組み込みやすい。
1日だけ滞在して「バジェスタス島+パラカス国立保護区ツアー」に参加すれば見どころはほぼ全て見れるのでおすすめだ。
とにかく港からたった30分で行ける場所とは思えない数の海洋動物たちに驚く。運がいいとイグアナやイルカも見れるそうだ。