ラオス南部の最大の町、チャンパーサック県のパクセーは国際空港もありラオス南部への観光への足がかりになるところ。チャンパーサック(町)はパクセーから南に40キロのメコン川の西部に位置する小さい町で、クメール人によって建てられたヒンドゥー寺院の遺跡である世界遺産のワット・プーが有名。
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ラオス南部の中心都市。国際空港もありラオス南部へ行く時の拠点になる。日本の協力でチャンパーサックへ行く橋がかかってからさらに便利さがアップした。
レストランや宿泊施設は沢山あるが、この町自体には見るものは少なく、何日も滞在する人は珍しい。
ラオス最大のマーケットと言われているくらい何でも揃う大きなマーケット。 肉、魚、野菜などの食料から衣料品、貴金属などなんでも揃う。
食堂もあり、美容室なんてものまであって驚いた。とても広く変わったものも沢山売っているので散歩していて飽きない。
中心部から約10キロのところにワット・プーがある以外は特に見るべきものはあまりない。その上、まともなレストランが数件とゲストハウスが幾つかあるくらいで後は商店と民家だけで、後は牛がウロウロするのどかな風景があるだけだ。
1946年にラオス王国が出来るまではチャンパーサック王国というのがあり、長い間ここに王都がおかれていたというから驚きだ。そんなチャンパーサックに5泊した筆者が見どころやお勧めなレストランなどをご紹介しよう。
1番の見どころは何と言っても世界遺産ワット・プー。アンコール・ワットより古く、約千年前にクメール人によって建てられたヒンドゥー教寺院の遺跡。後に上座部仏教に改宗され礼拝施設となった。
毎年2月の満月の日にはワット・プー・フェスティバルが開催される。伝統的な音楽や舞踊、ボートレース、闘牛、闘鶏などが繰り広げられ最終日には4000本のロウソクでワット・プーがライトアップされる。普段は世界遺産にもかかわらず混雑することのないワット・プーだが、この時ばかりはかなりの人がやってくる。
ワット・プーの入り口、リンガの参道。リンガは男性器を象った子孫繁栄の意味がありヒンドゥー教の神様のひとりシヴァのシンボル。リンガの参道を進むとなが~い階段がまっている。そこを登りきると本堂がある。
上座部仏教に改宗されたので、本堂には仏像がある。チャンパーサック王朝時代ものだという。本堂までの長い階段を登り終えた後に見れるのが、この記事のトップ画像に使った眺め。
起伏が少ないのでチャンパーサックが遠くまで見渡すことができる。
チャンパーサックはメコン川沿いにあるので、穏やかなメコン川と美しい広い空をいつでも眺めることが出来る。
観光客料金を取るためなのか、どの店の英語メニューも似たり寄ったりで値段も合わせ示したようにほぼ一緒。絶対に現地の人はこの価格で食べないだろうという値段設定。
そんな中1件だけ良心的で美味しいお店があった。外国人にも食べやすいように工夫されていて、ラオス料理も西洋料理もある。店主は雰囲気が良く英語も堪能。
筆者たちは滞在中に色々なレストランに行ってみたが、値段と味を考えるとここしかないという結論に達し、毎日ここに通っていた。
レンタルバイクかレンタル自転車がお勧め。チャンパーサックにはほとんどいないが、パクセーにはトゥクトゥクは走っている。
毎回移動に使っていると料金も馬鹿にならないので筆者たちは遠くに行きたい時だけレンタルバイクを使い、それ以外はレンタル自転車だった。
通常ラオス南部に行く時は飛行機かバスでパクセーに行き、そこから目的地に向かうのが普通。筆者たちはカンボジアからラオスの最南端に入りそこからバスとボートで北上という通常とは逆ルートで行った。
どちらの場合でも宿泊先の人に行き先を告げ行き方を聞けば手配してくれるのが大半なので難しいことはない。
ラオスでは1月1日は正月としてお祝いはあまりしない。特にチャンパーサックのような田舎町ではほとんど通常の日と変わらないようだ。
そんな中大晦日と正月にチャンパーサックに滞在していた我々にホテルのオーナーから1月1日に2日の朝までやるお祭りが近くであるという情報を聞き行ってみた。
そして踊りが始まる。ステージ前はダンスフロアと化す。
トークショーとダンスが繰り返し行われ、これが朝の6時まで続くらしい。老若男女楽しんでいた。