世界中の国や文化や宗教が違う人達の暮らしぶりやその人達が持つ持ち物を実際の写真で直感的に比べて世界の人々の実際のくらしを学ぶことができるサイト「Dollar Street」が面白いのでご紹介したい。
あのビル・ゲイツもお勧めするサイトで「世界中の文化や宗教が違う人々が一本のストリートに住んでいて、その家が収入ごとに並んでいたら?」というのがコンセプト。
色々なもので比べることができるのがとても面白く興味深い。日本語をはじめ様々な言語も選べるが言葉がわからなくても直感的でとても使いやすい。
写真は、「家」でソート。それぞれの国名の上にあるのがその家に住んでる人の月の収入。
気になった写真をクリックするとそこの住んでいる人の情報がでてくる。
右下にある「この 家庭を訪問する」をクリックするとこの家庭の他の持ち物や家の写真がでてくるページにとび、この家族がどんな生活をしているのかかなり詳しく知ることが出来る。
その下にある「全ての家のブルンジ」ちょっと日本語がおかしいが、この国の他の家庭の暮らしが見れる。
また比べられるものもたくさんあり「歯ブラシ」「子供の玩具」「欲しい物」や「次に買おうと思ってる高価なもの」なんてのもあり、楽しみながらかなり細かくその家庭の生活を知ることができる。
このDollor Streetを作ったのはGapminderというスェーデンの財団で、事実だけを使って世界の実際の姿を伝えることを目的として作られたそう。
人間とはドラマチックなことが好きなので、テレビやニュースではドラマチックな悲劇が事件ばがりが取り上げられ、実際の姿とは異なったイメージを世界に対して持ってしまう。
そんな間違ったイメージを持たないように事実だけを使って世界の現状をわかりやすく説明してくれるツールやグラフを作っている。
TEDトークにも出演時のリンクやこれから世界の人口はどうなっていくのかを 事実を元に説明してくれる動画などもあるので興味がある人はGapminderを覗いてみよう。
このGapminderを作るきっかけになったハンス・ロスリング博士の著書「ファクトフルネス」も実際の世界の姿、事実を知る方法、大事さがわかりやすく説明されていてとてもお勧めの本だ。
先進国と後進国という分け方があるが、先進国と言っても色々あるように後進国と言っても色々ある。後進国にも1日を1ドルで生活している人もいれば、1日を10ドルで暮らしている人もいる。
その間には10倍の開きがあり生活もだいぶ違うのは当たり前。
しかし先進国と言われる国に住んでいるとそういった違いがわかりにくい。その上テレビなどで紹介されるのは決まって極端な例。
国や文化、宗教が違っても人々の欲求はそんなに変わらない。しかし収入によって使うものが変わってくる。「Dollar Street」で実際の世界を学ぼう。