ヒンディー語で「水の宮殿」という意味のジャルマハルはマン・サガール湖の中央に浮かぶ。
ピンク色の壁が立ち並ぶ別名ピンク・シティとしても有名なジャイプールの中でも静かに不思議な魅力を放っている。水上から見えているのはほんの一部。実際は5階建でそのほとんどは水の中である。
18世紀にジャイプールの王サワーイ プラタップ シンによってに建てられたジャルマハルは宮殿という名前がついているが宮殿として使われたことはなく、王族の夏の保養地として王族がカモ狩りする時に使用していたという。
ジャルマハルは何世代にも渡って改築され、屋上にある庭園は後のマハラジャ(王様)によって作られた。そして現在の姿に至る。
政府によって保護されてるジャルマハルは入場が制限されていて基本的には中に入ることはできない。
ただし事前に宮殿の観光当局に連絡して予約をすれば中に入れることもあるらしいので、どうしても中を見たい方は問い合わせをしよう。中に入れなくてもジャルマハルは時間によって姿を変え、混沌としているジャイプールの中で静かに佇みとても美しい。
ベストシーズンは天気が安定している10月。ジャルマハルはアンベール城塞に行く通り道なので、朝に一度行って夕方か夜にライトアップされているジャルマハルをまた見に行くのがお勧め。
ジャルマハルはジャイプールの北方約 10 km の場所で、多くの観光客がアンベール城塞と一緒に訪れる。
ガイドに参加するか、タクシー、オートリキシャで回るのがお勧め。少し冒険したい人はジャルマハルから200メートル先辺りにShahpura Baghと言うバス停があるので、そこをめがけて地元の人間と一緒にバスで行ってみるのも面白い。
ジャルマハルの中に入ることが出来ないので、大体の観光客の滞在時間は30分くらい。それでも一見の価値はあるので、アルベール城塞セットで回ろう。
ジャルマハル周りにあるのは、お土産屋とインドの伝統衣装を着てジャルマハルをバックに写真を有料で撮ってくれるインド人と、ラクダライドくらいである。
ちなみにジャルマハルを改装して高級レストランにしようなんて計画もあるらしい。。。