現在、テロ支援を理由に経済制裁を受けているカタール。
そもそも支援ができるようになった理由はガス田への投資が成功したことがこの国へ富をもたらす最初の一歩だった。
20年前の90年代は実は富など大して無いような国だったのです。
ですが、現在カタールはGDP世界第1位。
カタールドーハ空港は中東の中でもドバイに継ぐ空港の規模。
街の中でもピカっと光る現代的、且つ経済的余裕を見せる一体何に使うかわからない建物もちらほら。
薄すぎて人間がは入れそうにも無いビルも。
「あ、オブジェか。そうか。」などと無駄に納得する。
それほどに急激な経済発展を遂げたカタール。
もちろん、主要な地域から外れれば昔ながらの景色が見える。
が、カタールドーハのど真ん中で、中東の昔の雰囲気が味わえる場所がある。
ここはカタラという昔の街の雰囲気、街並みが表現されており、そこにあるお店は土産物店もあれば現地民に使われているものもある。
店の間口や道の組み方、窓の模様、ランプの形。全てが欧米にも日本にも無い形で美しい。
ここにはたくさんの人が集まってることも多いので、カタールの伝統的な服装の人々を見ることもできる。
真っ白く足首まである伝統的な洋服はトーブといい、強く厳しい太陽から身を守るためのもの。裾は広く風通しがよい。
女性は男性とは対照的にアバーヤという真っ黒な衣装を身につける。こちらも猛烈な太陽の日差しを回避するため、全身を覆う長さのものとなっている。
顔を隠している場合が多いがこれは、イスラム教の教えで親近者以外には目立たなくしなくてはならないためだ。
だからイスラムの一部では結婚するまでフィアンセの顔を知らないなんてこともあるのだ。
とはいえ、白・黒の集団が太陽の光に照らされ、海風に吹かれている情景は非常に美しい。
また、カタールはアフリカからも近いこともあり、アフリカ大陸の一部の学生達は親や国の援助を受けて高等教育を受けるため留学も盛んである。
そのため、中東系の男性と混ざってアフリカ系黒人の男性と出会うこともしばしば。
求婚してくるピュアな男性と出会うこともあるかもしれない。
トランジットついでにカタールを見て回ってみてアラブの雰囲気を楽しんでみてはいかがだろうか。
近くにはイスラム美術館もあって、スタッフは親切に色々なことを教えてくれるので20時間前後のトランジットの際は是非空港の外に出ることをオススメしたい。