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キューバで民泊!「カサ・パルティクラル」の魅力と宿泊方法とコツ

カサ・パルティクラルとはスペイン語で「個人の家」。日本でも最近話題の「民泊」のキューバ版だ。

旅を彩る重要な要素のひとつに地元の人との交流があると思う。キューバを訪れたら必ず一度は利用したいカサ・パルティクラル。その魅力と泊まり方をご紹介!

カサ・パルティクラルとは?

朝食前。ハバナで利用したカサ

一定の基準をクリアした民家、アパートを持つ現地人が政府から許可を貰い宿泊施設として営業しているもの。キューバではとても一般的な宿泊方法で、国営のホテルよりリーズナブル。

リーズナブルと言っても設備もホテル並み充実していることがほとんどで、エアコン、バス、トイレ完備で鍵もちゃんとついているし、ベッドメイキングもしてくれる。さらに別料金で食事を付けることも出来ることが多い。ホームステイのようなイメージではなくペンションのような感じだ。

どうやって見つけるの?

写真のように家の前や扉に青い碇を逆にしたのようなマークがついていれば政府公認のカサ・パルティクラル。

インターネットなどで事前に予約できるが、インターネット接続がとてもむずかしいキューバ。もし事前予約していなくても全然問題ない。町を歩いていればたくさん声をかけられるだろう。

キューバはかなり治安が良い国なのでほとんどの場合ついて行って部屋を見せて貰って大丈夫だ。からくりは、声をかけてきた人間がカサを経営する友達などのところに連れていき、紹介料をオーナーから少し貰うという訳だ。

バスで地方都市を訪れた場合もバスターミナルでたくさんのカサのオーナーが貴方を待っていることだろう。また現在泊まっているカサ・パルティクラルのオーナーに次の行き先を告げするとカサネットワークがあり助け合っているらしく次の町でのカサを紹介してくれる。

インターネットが一般的ではないキューバではこういう昔ながらのシステムが多くあって面白い。事前に部屋を見てオンライン予約をしたい場合の為に幾つか予約サイトを紹介しよう。筆者の場合は初日のホテルだけネットで予約し、後は現地で探したが、カサが見つからなくて困ることは一度もなかった。

Cuba Casa
airbnbみたいな感じで予約が出来るサイト。英語。カサがどんなものが写真を見て雰囲気だけ知っておくのもお勧め。

ONLYONE TRAVEL
日本人が運営するカサが予約出来るサイト。日本語。

カサ・パルティクラルはちゃんとした宿泊施設?

色んな国を旅した人に特に多い質問が、「カサ・パルティクラルはグレー?」「ボッタクリのものもあるんじゃないの?」というもの。

しかし碇が逆さになったようなカサ・パルティクラルマークがある所は、政府から認可を受けたちゃんとしたもの。しっかり国にカサ営業として税金を収めている。

その為にパスポート番号を控えて政府に申告している。前記したが、カサに連れて行くと道端で声をかけれて場合も特に問題はない。連れて行ってくれた本人はオーナーから紹介料を貰うため、旅行者にお金を求めてくることは少ない。

カサ・パルティクラルはどんな感じ?

答えは千差万別。自宅の一室を貸し出しているものもあれば、アパートまるごとの場合も。別料金になるが、オーナーが朝食や夕食を用意してくれる場合も多い。

基本的に部屋はとても綺麗にしてあり、バス・トイレ付き。冷蔵庫がついてることある。筆者がトリニダで泊まったカサは、1階にオーナー家族が住んでいて、2階にある3室が客室になっていた。屋上にトリニダが一望出来るバルコニーがあり毎朝そこで朝食を食べさせて貰った。

宿泊費は幾らかかるの?

国営のホテルよりリーズナブルで、10CUC(約1,300円)~50CUC(約5,000円)くらい。1部屋かりるだけの場合は10CUCくらいからで、後は広さなどによって値段は変わってくる。

カサはそこらじゅうにあるので、部屋を見せて貰って交渉してみて、気に入らない場合どんどん次に行こう。

食事について

ひとり2CUS~5CUSくらいで朝食や夕食を準備してくれる場合も多い。

幾つかのカサに泊まった筆者の場合、朝食にフルーツ盛り合わせとトーストやパン、調理法を選べる卵料理にフルーツジュースとコーヒーとどれも食べきれないくらい出してくれた。

注意

事前にネット予約してメールの返信がなくても気にしないようにしよう。キューバはインターネットの規制が厳しく、ほとんどの場合、携帯だけでやり取りしていて、メールの返信をなかなかしない人も多い。大概の場合はちゃんと予約は取れている。

まれに予約をしたのに部屋が埋まってる場合がある。目の前に泊まりたい人が居たらその人を泊めてしまう場合があるのと、貴方より多く泊まる人が現れたためその人を泊めてしまう。

もちろん普通ならありえないことだが、カサのオーナーは宿泊客が居るにしろいないにしろ決まった税金を毎月収めなくてはならず、それに予約をしても実際に現れない人がいるらしく、部屋を埋めるのに必死なのである。

もしそんなトラブルが起こった場合でも怒らずに。オーナーはいつも代案を用意していて、同じ条件やそれより少しいい条件で別なカサを紹介してくれる場合がほとんどだ。

最後に

泊まってたカサいつも遊びに来る、とても人懐っこい猫。

キューバを訪れたら一度は使って欲しい民泊、カサ・パルティクラル。

国営ホテルと同様のサービスにもかかわらず、かなりリーズナブルで宿泊客が少ない為、採れたての食材を使ったオーナーの手料理、一緒にモヒートを飲んだりサルサに連れてってもらったりなど現地の人との交流、コロニアル調の古い建物を使っていて、天井が高く気持ちよく、カラフルな色使いにアンティーク調の小物や家具。素敵な思い出になるであろう要素がカサには盛り沢山だ。

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Tags: キューバ

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