ボリビアとペルーの国境の町、コパカバーナ(Copacabana)。チチカカ湖の畔の小さな町には、観光客相手のレストランやお土産屋がたくさん。
チチカカ湖に浮かぶインカ帝国発祥の地と言われる伝説の島「太陽の島(Isla del Sol)」が観光の最大の目玉。他にもカルヴァリオの丘からの眺めるサンセットは必見だ。
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標高3,812メートルの場所に位置し、世界で最も高いところにある湖。面積は8,562平方メートルと琵琶湖の約12倍。湖畔にはチチカカ湖を展望できるルーフトップ・レストランやシーフードを出す屋台風レストランが並ぶ。観光地なのだが、人が多くなく落ち着いた雰囲気で居心地が良い。
インカ帝国発祥の地という伝説がある場所で、初代皇帝マンコ・カパックと、その妹のママ・オクリョが共に降り立った場所だと言われている。紀元前2,000年頃から人が住んでいたとされている「太陽の島」の島内には遺跡が点在し、そのほとんどがインカ帝国のものだが、それ以前のものも存在する。
島全体が丘のようなっているので、島からの長めは最高。段々畑の先に広がるチチカカ湖。さらに奥には山頂付近に雪が残るアンデス山脈を見ることができる。また「太陽の島」の近隣に「月の島」もありこちらも神聖な島で遺跡も残る。
日帰りツアーは、片道約1時間半、往復で3時間もかかるのに「太陽の島」の滞在時間はたった約1時間半とかなりせわしない。インカ帝国時代の遺跡もあるが、日帰りのツアーだとガイドもつかないので、よくわからない。
確かに眺めは良いが、ゆっくり景色を楽しむ時間もないので、歩きながら楽しむ程度。この「太陽の島」は宿泊し、そこから見えるサンセットが素晴らしいと言ってる旅行者を何人か見たので、もし「太陽の島」に興味があるなら宿泊しよう。
宿泊先は事前に予約して行く方が良いが、見つからなかった場合は直接島で探してみるのも手。全ての宿泊先がネットにあるわけではないので、直接行ってなんとかなったという話を何度か聞いた。
カルヴァリオの丘とはゴルゴダの丘のスペイン語訳でキリストが磔にされた丘の名前。こちらも聖地。頂上にはたくさんの十字架が。標
高が高いのでこの丘の頂上まで行くのは少し大変だが、ここから眺める景色とサンセットがとにかく美しいのでチャンスがある人は是非行ってみて欲しい。夕暮れ時にはたくさんの観光客が集まってサンセットを待っている。体力に自信がない人でも4時半くらいに町を出ればサンセットには十分間に合うだろう。
セントラル・スクウェアにある町のシンボルでもある真っ白な壁とドームが美しい大聖堂。中には200年前の宗教画がも展示してある。特に入場料などはかからない。日曜日には洗礼なども行われるコパカバーナの市民にとっても大事な場所。
コパカバーナはペルーからボリビア、またその逆をする人のほとんど人が通過する町。個人的にはペルー側の町プーノよりこぢんまりしていて、美しい町なのでお勧めだ。
太陽の島へは宿泊しない限りお勧めしないが、カルヴァリオの丘で見るチチカカ湖へ沈むサンセットはとても美しく、オシャレなレストランなども揃っていて1日滞在してゆっくりするのには最適な場所だ。