本場のスポーツを現地のスタジアムで楽しむのも海外旅行の醍醐味のひとつだろう。
日本人選手が多く活躍するアメリカの大リーグ、ヨーロッパでのサッカーなどは旅行のスケジュールにいれる人も沢山いるほど人気だ。
人気スポーツは観戦ツアーが旅行会社で組まれていたり、日本から事前にチケットを購入して観戦することが可能だ。
日本語で有名スポーツのチケットを購入出来るサイトもあるのでチケット購入の障害はなくなってきている。
当日券を購入することも可能だが、見たい試合や人気の試合の場合は事前に購入していくのが良いだろう。
旅行先でたまたま行われている試合を観戦するのもお勧めだ。例えば野球ならマイナーリーグ、サッカーならあまり日本では有名ではないチームの試合など。スタジアムの雰囲気や地元ファンの熱を感じることができる。
ヨーロッパや南米のサッカーファンの熱狂具合はすさまじい。
何度かヨーロッパの友達に「地元チームってだけでなぜそこまで熱狂的に応援できるのか？」と聞いたことがあるが、答えは大体「代々そうだからだ。」みたいなハッキリとした理由は貰えない。そうやって応援するのが当然というわけだ。
アメリカならメジャーリーグやNBAが人気スポーツなので地元チームの応援されっぷりは凄いものがあり、地元チームの勝った時と負けた時では街の雰囲気が変わってくるほどだ。
NFLのスーパーボールなんて、もはや国家的イベントだ。スタジアムに行けない人は家族や友人と集まってどんちゃん騒ぎしながら観戦する。
近年日本でも人気が再浮上してきたが、オーストラリアやヨーロッパではラグビーも大人気。日本が南アフリカに勝った歴史的な試合の話は海外ラグビーファンはいつも熱く語ってくれる。
地元チームの応援が日本より根付いている海外では、ホームチームを応援する観客の数が圧倒的。
運営側の盛り上げ方も大変面白い。例えばメジャーリーグだとホームチームが良い意味で相手チームを茶化し煽る。バスケットボールでは相手チームがフリースローを打つ時には選手の視界に入りそうな場所にいる観客が踊ったりして集中力を削ぐなど中には笑ってしまうようなもまで。
スポーツが持つ力は凄く、周りに居る人と一瞬で仲良くなれる。応援してるチームが勝った時にはその勢いで一緒に飲みに行くなんてことも。
その分熱狂的なファンがちょっかいを出してくることもあるので特にこだわりがない場合は地元チームの応援をすることをお勧めする。
大リーグを見ながらホットドッグ、オーストラリアでミートパイ、イギリスでカレーチップスなどスタジアムで食べるジャンクな食べ物は何故かとても美味しい。
ビール片手に試合を見ながらスタジアムグルメも楽しもう。
お酒と食べ物中心で楽しむなら筆者個人的には野球がお勧めだ。
なぜなら回が終わるごとに買いに行く時間があるのとバッターが変わるタイミングがあるので、良い意味で集中する必要がなく、おしゃべりしながら楽しめる。
またサッカーなど他のスポーツに比べてずっとボールを追っている必要がない。
日本では試合が雨などの天候が原因で中止になった場合、チケットは払い戻しになるのが一般的だが海外の場合は払い戻しなしで翌日に試合が振替になることがある。
観戦予定日の翌日に移動というようなスケジュールを組んでしまうとチケットが無駄になってしまう。また雨で試合が何時間も送れることもあるのでスポーツ観戦をする場合は予定に余裕をもたせよう。
選手のプレーを楽しむのはもちろんだが、本場特有の雰囲気、観客の熱狂的な応援の仕方や反応。スタジアムグルメなど現地でしか味わえない楽しみがある。
スポーツ観戦にあまり興味がない人でも思い出に残る経験になるはずだ。