Sleeping in Airport が2016年に集計した最悪な空港ランキングTOP10。永遠と続くように思える長い列の入国審査とやる気のない審査官。中でも投票者がまっさきにあげるのがトイレの汚さや酷い対応の空港フタッフ。荷物検査の時に難癖をつけてお金を要求してきたり中には賄賂を平然と要求してくる輩までいる。トランジットならまだしも目的地だった場合はこれからの旅が思いやられる。
それでは不名誉なランキングに入ってしまったアジアの空港を紹介しよう。
■目次
アンコール・ワットから1番近い空港で沢山の旅行者が訪れる空港の割には圧倒的に少ない椅子やレストラン。入国審査やセキリティチェックの列はそこまで長くないものの、賄賂を要求してくるスタッフがたまにいる。救いなのは数件あるお土産屋がゲートまでにあるのでそこで多少の時間が潰せることだ。それ以外は出発まで壁に寄りかかって搭乗を待つしか無い。
バングラデシュの首都、ダッカにある国際空港。もしこの空港に行くことになったら大分時間に余裕を持って行こう。なぜなら入国審査の列の進みが信じられないくらい遅い。また荷物受け取りも大変。長蛇の列がターミナルまで続き飛び回る虫がただでさえ憂鬱な気持ちを増幅させてくれる。以前より大分良くなっているらしいが、時折見かける野良猫が旅行者たちを依然驚かせる。
中国・広東省広州市に位置する国際空港。中国で2番目に混雑する空港で、とにかく人が多い。そして足りない椅子と全体的な無秩序感が疲れを増幅させる。トイレでタバコを吸う人が一定数いるようで空港全体がタバコ臭いと言う旅行者も。ようやく外に出られてタクシースタンドに向かうが、ぼったくりタクシーがそこらじゅうにいる。
インド共和国タミル・ナードゥ州の州都チェンナイにある国際空港は、空から物が降ってくる。2016年7月の時点で66回も天井のガラスパネルが落ちてくるという事件が発生。少ないレストランに汚れたトイレ。足りない椅子と充電ポイントもランクインに寄与。
パキスタン・イスラム共和国のラーワルピンディーにある国際空港。一言で言うと小さすぎる。大量の人に対してとても小さいウェイティングルーム。もちろんカスタマーサービスとトイレが良くないのはランクイン空港共通。とにかく狭いのでお金を払ってラウンジを使用するのが良いと言う旅行者も。タクシーの勧誘も凄い。だがそろそろ新空港が完成予定である。
フィリピンのマニラ首都圏内にある国際空港。以前ワースト1に輝いたこともある悪名高い空港。ここ数年で新しく作り変えているので以前ほどは悪くなくなった。以前はトイレに入れば肩をもんでくる職員(もちろんチップを要求)。賄賂を要求されないで空港を出られたことがないくらい酷い状態だった。現在もけっして快適とはいえない椅子、効き過ぎたエアコン、分かり難いターミナルは健在だが、それでも大分改善されはいる。
アフガニスタンのカーブル市北部にある国際空港。こういったランクインの常連空港。ただ以前より大分改善されている。不親切な職員と不衛生なトイレは健在。ただアフガニスタンの情勢を考えると仕方がないような気がする。
旧称ペシャーワル国際空港はパキスタン カイバル・パクトゥンクワ州ペシャーワルにある国際空港。やたら混んでいるのにか、それが原因なのか全てにおいて非効率的。空港ではなくてバス停に居るようだとの声も。電子化されていない発券が原因の長蛇の列。その長蛇の列を管理する人が居ないので並んでいるのも疲れる。
ネパールの首都カトマンズにある国際空港。2015年の地震から立ち直りつつあるネパール。空港も少しずつだか良くなってはいる。しかしトイレはかなり酷い。限界までは行くべきではないとの声も。入国審査の列も長い上に分かり難い。もしこの空港を国内線で使うことになった時は国際線以上に色々カオスなところは覚悟しよう。
トップに輝いたのはウズベキスタンの首都タシュケントにある国際空港。幾つもある通らなければならないチェックポイント。セキリティを高めるためなのは何となく分かるが何故かたまに人混みを逆流してくる人々。やっとゲートにたどり着いて一息つきたいところだが、圧倒的に足りない椅子。おまけに古くて固い。入国審査へ向かう混雑したバスを降りる時に押されて転倒し、しかもその上を地元の人が歩いていったなんて話も。