ダラット駅(Dalat railway station)から歩いて約10分のところに3階建ての豪華なお屋敷を使った美術館のようなアートギャラリーがある。
名前を『XQ Art House』と言い、調べてみるとベトナムの大都市に幾つも支店をもつ有名なアートギャラリー。アートギャラリーなのでもちろん入場無料!
事前の情報は全くなかったが、筆者たちが宿泊してたホテルのすぐ近くだったため偶然に発見。
ダラットに着いた初日であまり遠くまで行きたくなかった筆者たちにはちょうど良く、ベトナム人アーティストの作品がたくさんみれそうで面白そうだと思い行ってみることにした。
外から見ても豪華な作りのお屋敷の門を潜った瞬間から所狭しとアート作品が並ぶ。カフェも併設らしく、テーブルや椅子もあり庭でベトナムコーヒーでも飲みながらくつろぐこともできそうだ。
洋風の立派なお屋敷の中に入ると、4人くらいのベトナム人女性がベトナムタペストリーを作っている。
またベトナムタペストリーがどれくらい細かい仕事なのか虫眼鏡使って細部を見れるコーナも。かなり細かく作られていて、完成までに途方もない時間がかかる作業なのが容易に想像できる。
広いお屋敷の中には沢山の部屋があり、実際に誰かがアートに囲まれながら生活しているのではないかと勘違いするほど部屋分けがしっかりしていて、キッチンにはお皿と調理器具などしっかりあり家具や雑貨も揃っている。
2階には木々が美しい庭が見渡せる広々としたテラスがありテーブルと椅子も揃っていて大人数でパーティーができそうだった。水回りまで完備!
BBQコンロもあり、その後ろにもアートが。使用した形跡があるのでもしかしがら実際にBBQをパーティーが行われることがあるのかも。
バーカウンターもあってお酒も揃っていた。こんな場所でパーティーをしたらさぞ楽しいだろう。
写真は筆者のお気に入り。彫刻の手からはカラフルな糸が無数に出てて神々しい雰囲気だ。
ダリを思わせるこんな感じの作品から絵画まで。
もちろん全ての作品には値段がついていて購入可能。高額なものからリーズナブルなものまで値段も幅広い。
驚いたのはベトナムでしかも物を売る場所なのにまったく店員さんが売ろうとしてこない。それどころか近寄ってもこないので、かなり快適にアートを鑑賞できる。
筆者たちがいる間に何人もの外国人が観光または購入に来ていたので、ヨーロッパなどではそれなりに有名なダラットの訪れるべき場所のひとつに入っているのかもしれない。
洋風なお屋敷自体の作りも面白く扱っているアート作品も多彩。
ギャラリーなので定期的に作品は入れ替わるはずなので筆者たちが行ったときとはまた違う感じになっているかも知れないが、年代から作風まで幅広いラインナップは、どんなタイプのアート好きでも楽しめると思うので、ダラットでちょっとした空き時間があったらお勧めな場所だ。