アンベール城はジャイプールにある宮殿要塞で2013年に世界遺産にも登録されている。像のタクシーと世界一美しい門と言われる「ガネーシャ門」が有名。インドでも最も観光客が訪れる城塞のひとつでジャイプールに来たら必見。
ジャイプールの郊外、北東11キロの場所にあるアンベール城は16世紀初頭に時のマハラジャ(王様)によって築城された。その後歴代のマハラジャたちによって増改築が繰り返され17世紀になってジャイプールに都が移るまで都として繁栄した。
丘の斜面に築かれた城は堅固な石積みの城壁によって囲まれ、無骨な外観とは打って変わって内部はイスラム様式とラジャスタンの伝統様式が融合した幾何学模様が美しい建物と庭園が残り、当時の栄華を伺うことができる。
アンベール城は岩山の上に築かれてるので麓から急で長い坂を登る必要があり、歩きやジープで行くことも出来るが、名物「象のタクシー」を利用してマハラジャ気分で城まで登るのがお勧め。
近年批判により像の使用回数が制限されいて、遅い時間になると像タクシーを利用出来ない可能性があるのでなるべく早い時間に行こう。
アンベール城は4つの区域に分けられいて、4つ門と中庭がありメインエントランスとなる太陽門をくぐると一般謁見殿があり、ここでマハラジャが下々の者と会ったり貢物を貰っていたという。
その近くにあるのがマハラジャの居室に繋がる世界一美しい門と言われるガネーシャ門。ガネーシャとは像の頭を持つヒンディー教で商売や学問の神様でインドでは大変人気がある神様。
ガネーシャ門を潜ると幾何学模様のシンメトリーが美しい庭園があり回廊の左手に「勝利の間(鏡の間)」がある。
無数のガラスでできたモザイク画が天井や壁に散りばめられ色とりどりの壺が壁に納められている。わずかなろうそくの光が鏡に反射して増幅する為の工夫されたもの。
ジャイプールから車で約20分。少し冒険したい人はハワー・マハル近くのバス停から15ルピー(エアコンなし)25ルピー(エアコンあり)で行くことが可能。
それ以外はオートリキシャかタクシーで。またはそんなに高くないので1日/半日ツアーを申し込んで主要な所を一気に回るのもお勧め。
時間:8:00~17:30
休日:無休
両金:200ルピー(約350円)