【バリ島・ウブド】1泊2日モデルコース。ここだけは抑えたいお勧め観光スポット8選!

バリ島の芸術・芸能の中心地、ウブド。周辺には美しい自然と重要な遺跡と寺院が点在する。

職人も多く、南部で売られているバリ雑貨のほとんどはこのウブドで買い付けされるのだそう。南部とはまったく違った雰囲気を持ち静かでピースフルな雰囲気が漂うバリ島に来たら必ず訪れて欲しい場所だ。そんなウブドでここだけは抑えておきたい観光スポットをご紹介。

モンキーフォレスト(Monkey Forest)

ウブドの中心地からほんの少し外れたところにある自然保護区の森で、モンキーフォレスト通りと名のつく通りがあるくらい、ウブドを代表する観光スポットのひとつ。

12.5ヘクタールの敷地には600匹以上の猿が6つの群れに分かれて暮らしている。野生の猿たちの生活が間近で見れ、猿を肩に乗せたり、バナナを買って餌やりなども可能。

自然豊かな園内には14世紀頃に建てられた3つのバリ・ヒンドゥーの寺院もあり地元参拝客も訪れる。上から垂れ下がる沢山のベンガル菩提樹も相まって神聖な雰囲気を醸し出している。

テガララン・ライステラス(Tegalalang Rice Terrace)

残念ながら筆者たちが訪れた時には収穫が終わったばかりだった

ウブド中心地から北に約10キロ行った所にあるライステラス(棚田)。「神の階段」と呼ばれ、バリ島にある数あるライステラスの中でも最も美しいとされている。

2014年に世界遺産に登録。テガララン・ライステラスが良く見える道路沿いにはカフェやレストランが並び美しいライステラスを見ながら食事やお茶を楽しめる。

ゴア・ガジャ – 象の洞窟(Goa Gajah  Elephant Cave)

ウブドの東4キロにある11世紀頃に建てられた遺跡。ゴア・ガジャは「象の洞窟」という意味。

ちなみにバリ島には象は生息していたことはない。諸説あるが、発見された時に入り口の顔が巨大な象のように見えたことが理由と言われている。なぜここにこのような遺跡があるのか、この巨大な顔が何がモチーフなのかなど謎が多い遺跡。

洞窟の中には祭壇が設けられていて、「ガネーシャ像」とヒンドゥーの3大神(シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマ)を祭る3体のリンガが祀られている。その他にも戦後最大の発見と言われる沐浴場がほとんど当時の様子のまま残っている。

ウブド王宮でバリ舞踊鑑賞

神に捧げる奉納舞踊の神聖な舞をショーとしてアレンジしたバリ舞踊。2015年には世界無形文化遺産リストにも登録されたバリの魅力を語る上でかかせないもの。

華やかな衣装もさることながら、演舞ごとにストーリーがありそれを表現する踊りと、指先や目元を使った繊細な舞は必見。

また舞踊と共に演奏されるガムラン楽器もバリ独特で面白い。 ウブド王宮内またはウブド王宮周辺で毎日のように夜7時辺りから伝統的なバリ舞踊ショーが開催されている。値段もリーズナブルなのでウブドにきたら必ず鑑賞して欲しい。

チケットも当日購入で問題ない。演目は曜日によって変わるので事前に調べていくか、ホテルの人などにお勧めを聞こう。

キンタマーニ高原(Kintamani)

北東部の高原地帯。標高1500m以上の場所に位置するため年中暑いバリ島にあって涼しく過ごしやすい。キンタマーニ高原の魅力は、高原から眺めるバトゥール山とバトゥール湖の絶景。

ビューポイントの回りには絶景を楽しみながらランチやお茶ができるお店もいくつかあるので、ゆっくり景色を楽しみたい方にお勧め。

近くにウルン・ダヌ・バトゥール寺院もありバトゥール湖を見下ろすように建てられている。この辺りは粘り強い物売りが多いので注意が必要。

ティルタ・ウンプル寺院(Tirta Empul Temple)

10~14世紀に建てられた由緒ある寺院。2012年に世界遺産にも登録されているバリ島ヒンドゥー教の聖地。

「聖なる泉が湧く寺院」として有名なパワースポットで、その聖水には無病息災の力があると信じられており、毎日沢山の地元の人と観光客が沐浴に訪れる。沐浴にはきちんとした手順があるので挑戦する場合はガイドなどに教えてもらおう。

グヌンカウィ(Gunung Kawi Temple)

11世紀に作られたと言われているバリ島最大の石窟遺跡。

約300段の階段を降りたところにあり、その道中にはバリらしい美しい田園風景が楽しめ、階段の多さが気にならないほど。

グヌンカウィとは「古代詩の山」という意味で、階段を降りると大きな一枚岩をくり抜いて作った石窟(チャンディ)が姿を表す。大きな岩にチャンディが4つ彫られたものと5つ彫られたものがありそれぞれが7mを超えるその大きさは迫力満点。

ウブド市場(Ubud Market)

ウブドの中心、王宮のすぐ近くにある活気あふれるマーケット。早朝6時~8時くらいまでと、それ以降で姿が違う。

早朝は新鮮な果物や野菜、お菓子、お供えに使う花などが売られ、地元の人で賑わう。その後9時くらいから早朝営業のお店は閉まっていき、観光客用のお土産屋、絵画や雑貨を扱うお店などがぞくぞくオープンしていく。

お土産を買うなら昼間だが、バリらしさを味わうなら地元の人も買い付けに訪れる早朝がお勧めだ。活気あふれるバリの日常が垣間見れるだろう。

1泊2日モデルコース

ウブドに宿泊する場合は、車をチャーターするか、レンタル・スクーターで自分で行きたい所に行く方法の2通りがある。どちらも宿泊先で頼めば手配してくれるはずだ。

車をチャーターする場合

1日目

車をチャーターせずにモンキーフォレストに行き、ウブド王宮周辺を散歩したりウブド市場でお土産を買ったりし、夜にバリ舞踊鑑賞。

2日目

朝から車をチャーターし、ゴア・ガジャ (象の洞窟)、テガララン・ライステラス、ティルタ・ウンプル寺院、グヌンカウィ、キンタマーニ高原と残り全てを周ってもらおう。ゆっくりは見れないかもしれないが、全てを周る時間は十分にある。

早朝のウブド市場を見たい場合は2日目の朝に組み込もう。

レンタルスクーターの場合

1日目

ゴア・ガジャ (象の洞窟)、モンキーフォレスト、昼間のウブド市場。

2日目

テガララン・ライステラス、ティルタ・ウンプル寺院、グヌンカウィ、キンタマーニ高原は全て同じ方向なので、まとめて行ってしまおう。

早朝のウブド市場とバリ舞踊は初日と2日目どちらに行っても良いだろう。

ウブドへの行き方

ローカルバスでも行けるが何回か乗り換える必要があり面倒。タクシーか車をチャーターして行くのがお勧め。海沿いから日帰りで行く人も多いが、時間に余裕がある方はウブドに宿泊して、上記の場所をゆっくり見て回って欲しい。

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