ベトナム中部に位置し、直行便で日本から約6時間。近年人気急上昇中の旅行先ダナン。
美しい白浜のビーチ沿いには沢山のリゾートホテルが並び、現在も建設ラッシュが続いている。立地的にも恵まれていて、ベトナムにある8つの世界遺産のうち3つに日帰りで行くことが可能。
その中でも1番ダナンから近く街全体が世界遺産、ランタンで有名な古都ホイアンも合わせてご紹介。
■目次
米フォーブス誌の世界の魅惑のビーチ・ベスト6の一つとして選ばれた7キロも続く美しい白浜のダナンのビーチ。ヘルシーなベトナム料理に加えシーフードが人気のダナンでは新しい施設やビーチリゾートが続々建っていて活気に溢れている。
ダナンは南北に流れるハン川を挟んで現在も開発の真っ只中のビーチエリアと最先端のお店やレストランがあるシティーエリアと分かれている。
中心地から近いのがミーケビーチ（My Khe Beach）で、ミーケビーチの南、中心地からは少し遠いが高級リゾートホテルがあるノンヌォックビーチ（Non Nuoc Beach）。どちらも白浜の綺麗な海。かなり遠浅なので小さな子供でも安心して遊べる。
ミーケビーチはアクセスも良くビーチ沿いの遊歩道にはレストランやバーが並び夜でも賑やか。ノンヌォックビーチは中心地からは遠く高級ホテルの宿泊者くらいしかいないので、静かな雰囲気。筆者たちはミーケビーチしか行かなかったが、ミーケビーチも人は多くなく快適だった。
ダナン中心部から車で30分。石灰石と大理石の山で、ダナンのパワースポット。名前の通り5つの山からなり、以前は大理石の採掘場だったところが現在は聖地となった。
メインは一番高い山「トゥイソン山」エレベーターで中腹まで行くことが出来る。ダナンの町と海が見渡せる展望台や寺院があり観音像や仏像が祀られている巨大洞窟がある。
ダナンの郊外にある中世のフランスをイメージしたテーマパーク。2013年にオープンした比較的新しい施設で、世界一長いケーブルカーがあることで有名。そのケーブルカーに乗ってバナビルズがある山の上に行く。
中世のフランスをイメージした町並みの他には乗り物やレストランなどがある。どちらかと言うと地元の人に人気の施設で世界最長のケーブルカーに興味がなければわざわざ行く必要はないかも。
何気に目がハートなのが可愛い
こちらも2013年にできた新しい橋で、ミーケビーチとダナン市内をつないでいる。鮮やかな黄色い龍がモチーフでビーチ側を頭に市内側まで伸びている。ドラゴン・ブリッジと親しまれているが正式名称は「ロン橋」と言う。
夜にはカラフルにライトアップされ昼間とはまた違う顔を見せてくれる。また週末（土日）の夜9時からは、ドラゴンが炎と水を吹く迫力のショーが行われる。その間の15分間くらいは橋が通行規制になるほどの力の入れよう。
炎を吹いている様子。水も吹く。
ダナンから車で約40分、美しい旧市街が世界遺産に登録されている古都ホイアン。古くから港町として栄え16世紀には日本を始めたくさんの国と貿易していた。
当時のホイアンは外国人居住区があり日本人も住んでいて、その名残が1593年に日本人が作ったとされるホイアン観光の拠点「日本橋（来遠橋）」。中には小さな寺院もあり、この橋は2万ドン札の裏にも印刷されている。
他にも歴史的建造物が多く、旧市街地にはレトロな黄色い建物が並び現在でもレストランやお土産屋として使われている。
築200年の貿易商の古民家、馮興家（フーンフン家）。日本や中国の建築様式も取り入れている。
ホイアンと言ったらやはりランタン！色々な柄やかたちがある。夜になるとランタンに明かりが灯り一気に幻想的な風景に早変わりする。日本橋もライトアップされる。
毎月旧暦の14日、満月の日に開催されるランタン祭り。この日は夕暮れとともに街全体が電灯を消しランタンに明かりを灯しはじめる。
人工的な明かりは全て消さないといけないという徹底ぶりで、街全体が月明かりとランタンの明かりのみになり、とても幻想的。灯篭流しもこの日は数が普段よりかなり多い。
筆者たちはダナンを拠点にしバイクを借りて様々なところへ行った。バイクは1,000円以下くらいで借りることでき1番リーズナブルで自由が利く移動手段。
ただベトナムは決して運転しやすい国ではないので運転に自信がない場合はタクシーを利用しよう。タクシーも日本と比べるとかなり安い。
もしバイクでホイアンに行く時は、15時以降はホイアンの旧市街にバイクを止めておくと撤去され、探すのにかなり苦労するので注意。パーキングエリアが沢山あるので探してみよう。
ダナンには沢山のベトナムご当地グルメやシーフードレストランもあり食事も楽しい。フォトジェニックなピンク色の教会「ダナン大聖堂」や活気あふれる「ハン市場」など見どころがたくさん。
ホイアン以外にも2つの世界遺産にアクセス可能でミーソン聖域へは車で約2時間、フエへも車で約3時間と好立地。日本から直行便も毎日あり、これからさらに人気がでるのが間違いない都市だ。