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タイの穴場「ランタ島」観光ガイド。美しいビーチ・見どころ・夜遊びetc.

ランタ島(Ko Lanta)はタイの南部、クラビ(Krabi)の約70キロ南のアンダマン海に浮かぶ島。

手付かずの自然が多く残る島は観光客まだ多くなく、有名ホテルやチェーンのレストラン、ギラギラしたネオンなどが未だ無い”ゆっくりとした時間が流れる”天国のような場所。かといって何もないわけではなく、現地の人々が営むレストランやバーもたくさんあり、さらに毎晩のように島の何処かでは生バンドやDJが盛り上げるパーティーが行われている。

ランタ島のビーチと見どころ

ランタ島は北のランタ・ノーイ島と南のランタ・ヤイ島の2つの島からなりランタ・ヤイ島の方にほとんどの宿泊施設やビーチ、アクティビティが集まる。以下便宜上ランタ・ヤイ島をランタ島とする。

ランタ島は縦約25キロ、横幅約3キロの島。道が1周つながっているように見えるが、最南端にはナショナルパークがあり通り抜け出来ない。まずは、1番北から西側のビーチが連なるエリアから説明していこう。

Baan Saladan-Lanta Yaiの最北端(地図ではBan Saladan)

ランタ島の中心。ここで欲しいものがなかったら諦めよう。

ランタ島の中心となるランタ島で1番大きい街。しかし期待しないで欲しい。街というか少し栄えている通りが何本かあるだけだ。

海岸に張り出したレストラン、可愛いお店やカフェ、宿泊施設などが軒を連ねる。警察署や郵便局、銀行がありダイビングやスノーケリングツアーに使用するボートも停泊。

他の島などに行けるフェリーもここから出ている。何か必要になった時にここに来てみて、手に入らないようなら諦めよう。

郵便ポストが店前にある可愛い雑貨屋

Klong Dao Beach

Baan Saladanの一番近くにあるアクセスが最も良いビーチ。プール付きのリゾート・ホテルや高めのレストランなどがあるランタ島でもっとも”リゾート”に近いファミリービーチ。

リゾートに近いと言っても巨大なホテルなどはなく、ヤシの木以上の高さの高さの建物を建てれないことから発達しすぎに見えることはなく、またハイシーズンでも混んでいるということもなく落ち着いた雰囲気。

Pra Ae Beach (Long Beach)

ロングビーチとしても知られていて、3.5キロもの白い砂浜のビーチが続き、高めのリゾートホテルからリーズナブルなものまで並ぶ人気のビーチ。

ランタ島の他のビーチも同様、ビーチが南向きに位置しているので美しいサンセットを見ることができる。

全てのレストランやホテルはビーチの直ぐそばにあるが、ビーチ内にはなく手付かずの美しい状態を保っている。もちろんビーチチェアーが並ぶこともなく、物売りもいない。

Klong Khong Beach

人気のPra Ae BeachとKlong Nin beachに挟まれた落ち着いた雰囲気が特徴のKlong Khong Beach。

レストランやバーも落ち着いた感じのところが多い。海は少し岩場になっていてるが、それがまたいいゆったりとした雰囲気を作り出していてリラックスして美しいサンセットを拝むことできる。

夜にはランタンを飛ばす姿も。家族経営の小さいバンガローやヴィラがいくつもあり、筆者たちが宿泊したのもこのビーチにあるバンガロー。上記2つのビーチより全体的に安めだ。

筆者たちが泊まったバンガロー Veranda Lanta & Spa Resort

Klong Nin Beach

ランタ島のビーチでは美しいサンセットをどのビーチからでも見ることができる。

こちらも落ち着いた雰囲気のビーチ。

ビーチの前にはリーズナブルなホテルやバンガローが多くあり、ビーチ沿いのレストランやバーも落ち着いた雰囲気のところから夜には大音量で音楽を流しショーなどを行って盛り上がっているところまである。

様々なタイプのレストランやバーが近く、もっと南に足を伸ばせば、お店もないプライベートビーチのようなところにも行ける。色んなタイプのところにアクセスがしやすくランタ島で1番バランスが良いビーチかも知れない。

さらに南

Klong Nin Beachの更に南、Kantiang Bayにあるビーチもとても綺麗で人が少なくバックパッカーには人気のビーチだ。また高級リゾートホテルもいくつかある。

ランタ島は南に行けば行くほど海も綺麗で、建物もくすないプライベートビーチのようなスポットがたくさんある。

最南端にはマリーンナショナルパークがあり入場料400バーツで手付かずの自然と海を満喫できる。追加で200バーツでタイビングをすることも可能。

Lanta Old Town(地図ではLanta Town)

東海岸にあるランタ島で1番古い漁師村。昔のままの建物がたくさん残っていてランタ島の歴史と文化を感じることができる。

昔のままの建物を活かしたオシャレなレストランや雑貨屋、カフェなどが並ぶビーチ沿いとはまったく違う雰囲気の場所。多くはないが宿泊施設もある。ランタ島に来たら一度は訪れよう。

ランタ島での移動手段

トゥクトゥクが一般的だが、1日200バーツ(約700円)~でバイクがレンタル出来るでお勧め。旅行者はほとんどレンタルバイクで移動していた。

文字通り24時間借りれて、値段は排気量によって変わる。驚いたことに1000cc以上のビックバイクもレンタル可能。島内ではヘルメットだけ被っておけば国際免許証も必要ない。

筆者たちが行ったアクティビティ

筆者たちが行ったのは、4 Islands one day trip というランタ島付近の4つの有名な島に行ってシュノーケリングやシークレット・ビーチなどを楽しもうというもの。

フォー・アイランズ・トリップツアーでのスノーケリングではたくさんの魚を見ることができる。

4 Islands one day tripの流れ

朝8時くらいにホテルに車が迎えに来てくれ、3つの島でシュノーケリングやエメラルド・ケーブを楽しんだ後、最後に Koh Ngaiという島でビーチでガイドが用意したランチを食べて終了。ホテルに戻るのがだいたい4時くらい。

費用

ホテルなどに用意してあるパンフレットにはひとり1,000バーツ(約3,500円)と書いてあったが筆者たちが泊まってたホテル用のディスカウントなのかひとり900バーツ(3,100円)だった。

4 Islands one day tripの目玉

4 Islands one day tripの最大の目玉はエメラルド・ケイヴと呼ばれる波の侵食によって出来た小さな洞窟を泳いでいくとそこに広がるのは四方を山に囲まれた神秘的なプライベートビーチが現れる。

遠い昔は海賊が一時的に財宝を隠すのに使われたりしていたそうだ。とても珍しいもので、タイ政府もこのエメラルド・ケイヴを力を入れて保存しているようだ。

洞窟を抜ける時の映像

ランタ島のナイトライフ

ランタ島では毎日どこかしらで朝まで盛り上がれるパーティーが開かれている。

DJが音を流すビーチパーティーのようなタイプのものから生バンドによるレゲーやロックのライブまでジャンルも様々。レゲー、EDMもあるしテクノ、ハウスのパーティーもある。

毎晩のようにどこかでパーティーが開かれている

この曜日ごとのスケジュール以外にもパーティーがあり、筆者たちはビーチ沿いのものではなく「Jungle Party」なるちょっとした山で開催されているやつにも行ってみた。

島の至る所にパーティーの告知看板があるので探してみよう。ちなみにJungleパーティーは3日おきにやっていた。

地元の人が盛り上がると言うよりは、旅行に来た欧米人を喜ばすためにやっている印象。その分、バーテンダーがお客の女の子の手を使って斧を使ってハンド・ナイフ・トリックをやってみたり、ファイヤーダンスが始まったりとホスピタリティが凄かった印象。

気候

1年を通して暖かいが、10月~3月が1番良い時期で気温は30~33℃で雨はほとんど降らない。4月~5月は乾季でとても熱く30度後半になることも多い。6月~10月は雨季で1時間単位のスコールがほぼ毎日振る。気温は20度半ば。

ランタ島への行き方

筆者たちはカオソックからミニバンを1度乗り換えてランタ島に行ったが、プーケットやバンコクの空港からランタ島最寄りの空港、クラビ空港(Krabi  airport)まで行き、そこからミニバンやスピードボートでランタ島まで行くことができる。

ホテルの場所にもよるがクラビ空港から約1時間~2時間。バンコクからランタ島へはバスもあり12~15時間かかる。

ミニバンやスピードボートは予約したホテルで手配することもできるし、空港でも可能だ。バンコクやプーケットの旅行代理店やツアリストインフォメーションで手配可能。

最後に

筆者たちは毎日のように美しいサンセットを見ることができた。

ランタ島(Koh Lanta)のビーチではヤシの木の高さが際立つ。なぜならヤシの木の高さ以上に建物を建ててはいけないルールがあるからだ。

物入りやバーのしつこい営業などがいない自然のままを残した静かで美しいビーチ。昼間はスノーケリングやダイビングをしたりビーチでゆっくり過ごすのも良い。そして地元の人が営むレストランで食事をし、夜はバーやパーティーで盛り上がる。

こんなにも素晴らしい島なのにまだ観光客がとても少ないランタ島。綺麗な海へ旅行したくなったら絶対お勧めの場所だ。

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