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タイに暮らす少数民族、首長族の村に行ってみた。【タイ・チェンマイ】

チェンマイから車で約40分のところに首長族を初め幾つかの少数民族の暮らしを再現した村「Baan Tong Luang (Eco-Agricultural Hill Tribes Village)」がある。本来はタイ・ミャンマーの山岳地帯に住んでいた少数民族たちの文明化の波により失われつつある文化や風習を残す為にこの村が作られたのだそう。

他にも幾つも首長族と会える村はあるが人を見世物にするので「人間動物園」といった批判もあり、この村はこういった少数民族の”文化と風習を守る”サポートをしています。という名目ができたのだろう。

村の中は少数民族ごとのセクションに別れていて村の中には教会や幼稚園もあり少数民族の生活を垣間見ることが出来る。村内に沢山あるお土産屋と村に入るための入場料(500バーツ)が少数民族たちのおもな収入源。

この村は強引はお土産屋への勧誘とか押し売りのようなことはなく少数民族たちもニコニコ迎えてくれて平和でのどかな雰囲気。どの民族の人も気軽に写真を撮らせてくれるが、撮らせて貰ったらチップをあげるかそこでお土産を買ってあげよう。

民族によってそれぞれ特色があるのだが、やはり首長族について軽く触れうよう。

首長族って?

タイ・ミャンマーの山岳地帯に住んでいた少数民族。カヤンとかパドゥンという名称が広く知られているが、私達日本人の間では「首長族」英語では単純に「Long neck people」と呼ばれている。

首(脛と腕にもする)に真鍮のリングをして首を長くするのはっ女性のみの風習。実際は首が伸びているのではなく、真鍮リングが顎を引き上げ、なおかつ鎖骨の位置を押し下げていることにより首を長く見せている。

なぜ首を長くするのか?

首の長さが美しさの指標になっている。リングは1本の真鍮がコイル状になっているもので、成長に合わせてより長いもの(リングが多いもの)に変えていく。

真鍮のリングは24時間身につけたままだそう。なぜそうするようにしたのかは諸説はあるが、虎から狙われやすい首を守るため、多民族と差別化することにより他の民族の男性との交際を防ぐためなど。

現代においては観光収入を得るためも大きな理由の1つになっている。ただし首輪をつけるつけないは強制ではなく本人の意思だそう。

行き方

ツアーかタクシーがお勧め。
チェンマイ市内至る所でツアーが組まれている。エレファントキャンプやイカダくだりと一緒になった1日ツアーなどがある。

首長族の村の近くには昆虫動物園なるものや虎や大蛇と写真を取れるところ、バギーに乗って山道を探検出来る場所など首長族の村の近くには観光スポットが盛りだくさん。ツアーの値段は一緒に組まれてるものによって変わる。

首長族の村まではチェンマイ市内から1時間かからないくらいで着いてしまうので、1日ツアーはちょっと…という場合はタクシーがお勧め。交渉次第だが往復300バーツくらいで行ける。

Baan Tong Luang (Eco-Agricultural Hill Tribes Village

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Tags: タイ

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