普通、世界のビール大国と言ったらドイツを思い出す人が多いかもしれない。
が、今回は私が体験したチェコ・プラハのBeer Barでの人生最高のビール体験を紹介しよう。
あなたにとってビールとはどんなものだろうか?
日本での美味しいビール。
それは、泡がきめ細やかでクリーミー、そして甘さと苦味がちょうどよく混在し、この泡を一口二口楽しんだところで、やっと液体のビールが口に入ってくる。
そんなイメージだろうか。
私の中でこのイメージに一番あっているのはK●RINの一番しぼりか、Premium M●ltsでは無いかと思う。
(上記は共にピルスナー)
これまでに飲んできた美味しいビールのイメージは読者の皆様と一致していましたか?
そんなイメージが私の美味しいビール!でしたが、今回行ったこのお店。
U Zlateho Tygra(黄金の虎)
「開店15時なんだけどその前から人が並んでて入れないかもしれない!それに店員が無愛想で、常連だらけで入りにくいかも・・・
だけど、スペースを見つけたらグイグイ入ってとにかくビールを飲んで!本当に美味しいから!」
という前情報を知人から受け取っていた私たちは、息を飲んで、扉を開けました。
緊張して店に入ったものの、意外にも店内は広くて客や店の人があからさまに無愛想と言うこともなく、ビールを二つ頼むことができました。
ササーっと目の前で注がれるビールは美しい芸術的な捌きでサーブされ、すぐに私たちの元に。
すぐさま、90Kc/2杯を渡すととにかく口へ運ぶ。
出来立てが美味いのはビールも同じなのです!!!
そして、感想。
「泡の甘みとクリーミーさ、それに一口目からちゃんとビールそのものの香ばしい味がする!」
これが私たちが驚いた理由です。
ビールの泡と液体部分が別のものではなく、一体になっているのです!
それでいて、泡のクリーミーさは残っており、且つ香ばしい香りも引き立っている。
これがここのビールをオススメする理由です。
この日のマスターはこの人。
日によって変わるようですが、今日はこの人で延々とこの方が職人のようにビールを作ってくれるのです。
ビールはもちろん!チェコ生まれのピルスナー!Pilsner Urquell。
ビールの入れ方は、まずタンブラーをシンクの冷たい水の中で冷やしておく。
冷えたタンブラーはビアサーバーの横に置いておき、オーダーが入ったら一気に注いで行きます。
その時、泡をタンブラーの内側にサラリと回しながら入れて行き、次にタンブラーの高さを変えずにビールを注いで行きます。
(泡を先に注いで香りを閉じ込めると、飲んだ時にふわっといい香りが立つのだとか!)
出来上がったら、次のタンブラー、次のタンブラーと延々とこの職人芸が連なっていくのです。
本当に、ビール好きな人ばかりが集まっているから、ビール以外のドリンクメニューは無い!
故に、ビール一択!だからみんな楽しそう!
ここのビールが好きになりすぎちゃったんですかね。
到着早々、バッグの中からマイタンブラーをパッと出して、ここについでくれと女性。
いつものことのようにマスターもそのグラスをパッとシンクの中に入れて、数分後にビールを注ぎます。
キャッシュオン形式なので、ビールを目の前に出されたら必ず45Kcを渡すこと!
渡す前にビールを飲んだり、写真を取るのはご法度なのです。
U Zlateho Tygra(ウ・ズラテホ・ティグラ)
(黄金の虎)
住所:Husova 228/17 Staré Město Praha 1 Praha 1, 110 00 Praha 1, Czech Republic.