古都キャンディからセイロンティーの産地として有名なヌワラエリヤへ人気路線「紅茶列車」を使って行ってきたのでその行き方をご紹介。
キャンディからヌワラエリヤまで直接行く路線は存在しないので1つ手前のナヌオヤ駅まで行ってそこからバスやスリーウェイラーでヌワラエリヤのバスターミナルまで行き、バスで紅茶工場へ。
紅茶工場見学終了後、バスでキャンディまで帰る。というのが今回の記事の内容。キャンディから日帰りで行けるのでキャンディを拠点に文化三角地帯を観光している人にはお勧め。
見学可能な代表的な紅茶工場が3つあり、全て工場内をガイド付きで見学でき、最後に無料で紅茶を1杯貰え、そこで作られた紅茶を購入できる。
コロンボになどの都市部で買うよりリーズナブルな価格で買えるのでお土産などに最適。特に事前に予約をする必要はなく、適当な人数になったらツアーが始まる。
多少の内容に違いはあるようだが、見れるものはほとんど一緒なのでどれが1つだけ行けば良いだろう。バス停で行きたい紅茶工場の名前を言って人に聞けばどのバスが教えてくれるはずだ。
ちなみに筆者はマックウッズ・ラブケリー・エステート(MackWoods Labookellie Estate)に行った。雨が降っていたので茶畑には入らなかったが、ガイド付きでの紅茶の精製の過程を詳しく学べ、とてつもなく高級な紅茶を見れたりなど結構楽しめた。もちろん最後に美味しい紅茶を頂いた。
ヌワラエリヤは標高1800mに位置する高原地帯にありスリランカとは思えないほど涼しく、肌寒い時も多い。年中暑いスリランカにおいて年間平均気温は16℃。上着は必ず持っていくようにしよう。
キャンディからナヌオヤ(ヌワラエリヤへの最寄り駅)まで約4時間の工程。この区間は通称「紅茶列車」と呼ばれていて、車窓から紅茶畑が一面に広がる美しい風景が見られるので観光客に大人気。
前売りの指定席は前日までには売り切れてしまう。筆者たちも前日に指定席を買いに行ったのだが、当然売り切れていて購入できなかった。乗車券は駅の窓口のみで販売。
自由席だけの販売になるが、当日販売分があり指定席を購入できなかった人たちは当日自由席の切符を購入し限られた席をめぐり椅子取りゲームをすることになる。
席数以上に乗車券を販売するので、椅子に座れなかった人は4時間立ちっぱなしなのでみんな必死だ。さらにスリランカの人たちは並ぶという概念があまりない。鉄道がきたら急いで自由席の車両に入り席を確保しよう。筆者たちは出発時刻の1時間前くらいに駅に行き乗車券を購入した。
紅茶列車に乗れなかった人もご安心を。キャンディからヌワラエリヤまで直接行けるバスが出ている。また乗車できなかった乗車券は75%払い戻しができるらしい。
バスはキャンディのバスターミナルから比較的頻繁にでているのであまり待つことはないはずだ。正直言ってバスも紅茶畑の中を通るのでそこそこ景色は良いし、鉄道より混んでいることはないので快適。
エアコンなしのローカルバスが120ルピー(約80円)エアコンありが250ルピー(約170円)。鉄道での椅子取りゲームに負けてしまった場合はバスで行く方が早いし楽なので良いかもしれない。
ナヌオヤに着いたらバスかスリーウェイラーでヌワラエリヤのバスターミナルへ。
そこからバスで紅茶工場に向かう。バス停で行きたい紅茶工場の名前を言ってその辺りの人に聞けばバスは簡単に見つかるはず。
キャンディへ帰る方法は至って簡単。バスを降りたところの反対車線でキャンディ行きのバスを待つだけだ。紅茶工場の前にバス亭があるのがほとんどなので、まず分からないことはないはずだ。所要時間は約3時間。
様々なフレイバーの紅茶が高級品からリーズナブルなものまで揃っていて、コーヒー派の筆者でも味の違いや違いを楽しめ、雨にもかかわらず楽しい時間を過ごせた。
筆者たちが行った工場はリプトンに納品しているらしく、直接工場の名前を目にすることはなかなかないが、かなりの確率で筆者たちもこの工場産のものを飲んでいるらしい。
ヌワラエリヤの紅茶工場見学は、紅茶好きもそうでない人も楽しめ、スリランカ土産を買うには最適なところなので是非立ち寄ってもらいたい。