今日はコーランタ島の周りにある島々を回っていくツアーの日!
アクティビティの日は当然とテンションが上がる。
朝も早めに起きてストレッチをして、さて。とフロントでバン(High ACE)が来るのを待った。
9時に迎えにやってきた車はなんとバンではなくトラック。
屋根と座席を取り付けたような形でここに8人もの大人が乗るんだから大したものだ。
30分ほど車で移動するとオールドタウンの港から出ている、船に乗り換えた。
これもまた小さな船だった。
20人弱を乗せた船はズンズンと進み出航から1時間したところで、ガイドがシュノーケルを手渡してきた。
特に説明はない。
船にハシゴをつけて、乗客がボスン、ドボン、ザブンと海に身体を落として行く。
中を見ると魚がいた。
へ~いるね、魚。白っぽいのとグレーっぽいのと、黄色っぽいのと、でもなんかちょっと海水も濁ってるし、サンゴ礁とかないしまあまあじゃない。
と思って見ていると何これ!?ん!?イカ!!!!!?
イカの群れを見つけることができた。
イカを生きている状態で見たことがあるだろうか?
水族館で見たことがあるかもしれないが私はよく覚えていない。
そのイカの泳ぎ方は不思議であった。
タコが泳ぐのはよく見たことがあったのでたこと同じ様なイメージをしていたら全く違ったのだ。
そこにいたイカたちは胴体の周囲についたヒレの様な部分を文字通りヒラヒラと波打たせて横に並んで浮いているのだ。
かわいい・・・。
そして細い足はほとんど使わずに一つにまとめて細長く縦にしている。
魚ならば側面についている目が上むきについているのもまた可愛らしくて数分間このイカたちを眺めていた。
写真がうまく撮れなかったのが本当に残念でたまらないがとってもかわいらしかった。
小さな箱に入れるのはかわいそうなので飼うつもりはないがクラゲなんかより全然イイと思った。
先ほどのシュノーケリングはもういらないからと今度は何故か海に入ると言うのにライフジャケットを着ろと言う。
なんだ〜?また説明なしか!
とにかく全員に着ろと言うので仕方なくそれを着込んで海へとまた出る。
ライフジャケットが無理やり体を浮き上げるのでものすごく泳ぎにくい。
前に進みにくいので、背泳ぎに変えて泳ぐと前方は見えないもののうまく前へと進んだ。
何事も試すことが重要ということである。
ガイドについて行くと洞窟が・・・。
なに!?真っ暗じゃん!怖い!
それでもただただ突き進んで行く(後ろ向きに)。
5分程度だろうか、泳いだ先に光が見えてきた。
前を向くと砂浜がある。
なんだろう?
さらに進むとそこは円柱の中の様になっていた。
「映画”The beach”のみたいだね~」と H氏。
私はその映画をよく知らなかったので「確かに映画に出てきそうだね」と腑抜けな会話をしていた。
この場所は周りから見えず、入り口が洞窟に潜ってからでないと見つけられないため昔海賊が奪った宝たちを一時保管する場所にも使われていたんだとか。
海賊なんて言われても実感はないが昔々ならそういったこともあったのだろう。
石が取り囲む壁に緑が鬱蒼と生えており、真上を見上げると青空が見える、とても神秘的な場所であった。
次の島では再度シュノーケリングをつける様に言われた。
もう一度、と降りると今度は先ほどには出会わなかった量の魚たちがいた。
イワシだろうか?小さな魚の群れもいればコブダイ?の様な少し大きめの魚もいる。
量がすごかったので試しにそのうごめきの中に入って見た。
初めて魚に囲われると言う体験をした。
おさかなさんこんにちは~♪
頭の中で”Under the SEA”が流れてきた。
気分は上々である。
毎日の様に人が来るのだろうか。
顔を真下に向けてただプカプカと浮いていると目の前の本当にスレスレの距離を魚が横切って行った。
気づけば時間は13時になっていた。
最後の島へとやってきた。
どこかレストランにでも入るのだろうか?
こういったアクティビティに申し込むとペットボトルの水と交通費にガイド、それからランチがついて来るので期待していた。
すると、ガイドがプラスチックの箱から二つの大きなタッパーと米の保存用ジャグを持ってきて、船にあったプラスチックのちゃぶ台の上に乗せて行く。
そして皿もそこへ乗っけると、ライスを次々によそってくれた。
私たちは彼からライスをもらうと、二つの大きなタッパーに入った料理を自分の皿へと盛っていった。
日本の海ではカレーとか焼きそば、ラーメンとかが並ぶけど、こっちではカレーとサラダ!
なんともヘルシー。
こっちにきてからサラダ・野菜を食べる機会が本当に増えたことも嬉しいことの一つ。
ビーチで食べるご飯は文句なしに美味しくていつもの1.5倍は食べたのじゃないかと思う。
そのあとは自由時間が残っていたのでいくらか遠浅のビーチを歩いて見た。
暖かくて波もない穏やかな海で足元の水は澄んで透明だった。
なんて気持ちがいいところなんだろう。と浅瀬をふらふらするのに飽きると景色を見ながら横になった。
優しい波の音とヤシの木たちの葉の音でリラックスモードに入ると横目に海を見ていたつもりが寝てしまっていた。
H氏に「起きろ!隙があれば寝やがる」と言われ飛び跳ねて起きた。
そんなに言わなくてもいいのに、と思いながも船に戻った。
アクティビティが全て終了し、車で戻ると太陽を浴びて疲れたのか再び突っ伏して寝てしまった。
島の夕日が見える側にホテルが集まっている。
夜になると妖艶な光やビカビカと雰囲気のあるバーやレストランが音楽を流し始める。
木にも光の装飾、ビーチにテーブルや椅子を並べている店もあればビーチの砂を掘って座席を作っている店も。
それから大きな木が覆いかぶさるようにして立っている下に店を構えその店もまた木材・流木などで作っていてどこからどこまでが幹で材木なのかがわからないほどに入り組んだ作りの店があった。
散歩すると店一つ一つが遊園地のように見えるのだ。
ビーチが若干のカーブを描いてることもあり、歩いて行くうちにまた新たな店が見えて来る、気になって進む、を繰り返してしまい結構な場所まで歩いてしまった。
ちなみにこのビーチ、タイ王国では禁止となっているアレが買えると有名らしい。
happy shakeだ。(2002年まで日本でも合法だったマジックマッシュルーム入りのシェイクのこと)
地元の人たちも片目は瞑り、片目は開けてるようなこと!と言うようなことを言っていた。
看板にはTicket to the moonなんて書いてあったりしてそれはそれは楽しい夜になっている様で同じ単語を叫びながら大爆笑している集団もいた。