前回までの内容はハンモック船に乗る前の準備。今回はいよいよ3泊4日のハンモック船の様子をご紹介。
乗船~出港まで
乗船の準備ができると港に早く着いた人から順番に乗船が始まる。筆者たちの他に一組の旅行者がいたが、それ以外は旅行者ではなく移動の足として乗船しているようだった。
荷物検査
乗船した順に荷物を並べ、警察官による荷物チェック。ここまで荷物チェックの類は一度もない。
主に麻薬を持ち込んでないか調べているようで、麻薬犬によるチェックだけで荷物の中身を調べられている人はいなかった。
ハンモックをかける
客室エリア(写真の場所。何もない。)にあがりハンモック設置する。乗組員の方が手伝ってくれるので、やり方が分からなくても大丈夫だ。
注意
ハンモックを設置する場所は早いもの勝ち。同じ場所で3泊することになるので、良い場所を取ろう。
トイレの近くは匂いがくる可能性があるのでやめておこう。また真ん中辺りは、外側より風がこないので夜は外側より温かく寝やすい。
しかし筆者たちがお勧めするのは、なんと言っても端っこ。ハンモックに揺られながら何も考えずアマゾン川を眺めるのは最高だ。
行き先はマナウスだけではない。船が停まる度に人が増え、どんどんハンモックが増えて写真のような状況になるので、心して場所取りをしよう。
船内の様子
客室は貨物を置くフロアを除いて2フロアあり、幾つかあるプライベート・ルームを除いて後は自由にハンモックを吊るして良い場所だ。
その他に各階に6個~8個のバスルーム、大きな冷水機もありいつでも冷たい水が飲める。船の甲板には、品数は少ないが売店もある。
食事
船内には写真のような食堂があり、朝昼晩と食事が提供される。
食事の準備ができたらアナウンスがあり、早いもの順で席に付き、食べ終わった人から出ていき次の人と交代するといった流れ。
食事の内容はこんな感じ。正直あまり美味しくはなかった… 食べれるか不安な人は食べ物を買っておこう。
どうやって過ごしたか
みんな思い思いに時を過ごしている。筆者たちはほとんどの時間アマゾン川を眺めているか、本を読んでいるかだった。
そして夕食が終わり寝る時間が近づくと事前に用意しておいたお酒を飲んだ。
写真のようにほとんどの時間をハンモックの上で過ごした。船が動いているからか蚊はほとんどいなかった。
インターネットはないがテレビは見れる。ちょうどワールドカップがやっていて、皆でサッカー観戦。
甲板でお話する人や
トレーニングをする人。ほとんど運動にならないがジムもついていた。
そして日が暮れそうになると甲板にあがり夕日を眺めた。
船内での注意事項
電源について
充電用に電源があるので携帯やカメラを充電可能。
船によって違いはあるようだが、少ない電源を皆で交代で使用するパターンとハンモックを吊るす場所あたりに電源がありほとんど独占して充電ができるパターン。
筆者たちは後者だった。充電中に盗難にあったなんてこともあるので、充電中はできるだけそばにいよう。
荷物
荷物を預けるようなスペースやロッカーの類は一切ない。
自分のハンモックの付近にまとめて置いておかないといけないのでチェーンロックがあると荷物同士をくっつけたり柱などに固定できるので便利。
後は周りの人と少しでも仲良くなっておこう。仲良くなっておくとシャワーを浴びる時などに荷物を見といてくれるようにお願いできる。
高価なものをむやみに出さない
パソコンやカメラなど高価な物を持ってるのがバレると狙われるので極力出すのはよそう。貴重品が入ったカバンは常に持ち歩くようにしよう。
夜は寒いこともある
船の夜は以外に冷える。筆者たちは寒くて夜寝れなかったりしたので、暖かくできる何かを持っていこう。
最後に
3泊4日特に何もするわけではなく1日中ハンモックに揺られながらアマゾン川を眺めるというは普通の旅行ではなかなかできない旅ならではの体験で、とても良い思い出になっている。
この後筆者たちはマナウスに入り、サルバドール、リオデジャネイロへと旅をしていくことになるのだが、アマゾン川クルーズはこの旅の中で最も思い出に残っているもののひとつだ。
ブラジルを旅するのにアマゾン川は欠かせないものだと思う。是非ハンモック船に乗ってアマゾン川を4日に渡ってクルーズするという贅沢を味わって欲しい。
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