“The Travel Story 57” -許し、愛する国- 【ブラジル 6】

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ブラジルの人

ブラジルは大きいし、それぞれの場所の味があまりにも濃くて第6話まで作ってしまった。

けれど、今回もこれで終われそうにない・・・。

そして、そろそろ「許し、愛する国」と付けた理由を紹介しておこうと思う。

私が受けたブラジルの印象はいくつかあって。

情熱的で、楽観的、人は親切で明るくてすごく元気。

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そして、いろいろな人がいるということを知っているし、受け入れている国だと思った。

ポルトガルに侵略されたこともあるし、黒人奴隷の歴史もある。

そして、LGBTの方々もたくさんいる。

それに、どこにいてもなんだかウェルカムな雰囲気。

初めて会ったのに、気にしない。誰がそこにいても変わらない。

お願い事をされたり、「あれ取って!」「今何時?」「ここ座っていい?」とか。

「こっち来いよ!」とか、そういうのも基本的にはポルトガル語で声掛けてくれたし、言語がわからなくても気にしないでくれた。

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そういうの全部ひっくるめて、人を許して愛する人たちだ!

って思ったんだ。

ポルトガル語わからないけれど、雰囲気、直感、的にそんな風に感じた。

それが、ブラジルって国。

今回の移住では、まだ日本に帰れる場所がいい。と思ったけれど。。。

いつかまた移住のチャンスが作れたら・・・。

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その時はブラジルに住みたい。私たちの夢だ。

話を戻して、ブラジル、リオデジャネイロへ飛んだ日の話。

リオデジャネイロへ

飛行機を使ってサルヴァドールからリオデジャネイロへ移動。

空港からはタクシーで街へと入った。

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何しろ空港の近くにはファベーラがあるらしいからね。ウロウロしていられない、って危険回避した。

ファベーラは貧困層の人たちが山を切り開いて作った町のことで、貧困、ドラッグや病気に悩まされていたり、下水の状況が悪かったりする地域。

残念ながら、観光客が歩けるような場所じゃない。

特にそういう場所は都市に多いと聞いていたし、これまでブラジルの地方都市ではそういう場所は耳にもしなかった。

とにかく、リオデジャネイロの夜は危険だとは知っていた。

例えば、夜にクラブやバーへ行くとする。

その帰りに歩いて帰ろうものなら・・・

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10数人に囲われて、ボコボコにされて身ぐるみを剥がされる。

とか・・・。

鉄パイプで喧嘩している男たちを見た・・とか。

ナイフを向けられて、金品を一切合切盗られた。

後ろから首を絞められて、携帯電話を取られた。

とか・・・・。

これが夜だけじゃなくて、場所によっては昼間にも起こるというのがブラジルの都会。

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こんなビルもあったりして意外に都会な雰囲気もあった

先にブラジルの良いことを書いたけれど、それがブラジルのどこにでも通用するってワケでは無いことを覚えておきたい。

が、結論から言うと・・・

私たちは何も取られかった。

けれど、盗られそうにはなった。

この話の続きは、アルゼンチンに入ってから明るみとなって行く・・・。(お楽しみに)

観光地を巡る

多分、黒人がたくさんいるから、ってこともあるんじゃないかと思うんだけれど、、

ブラジルの教会は本当に、型破りが多い!

そして、町がカラフル!

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いるだけで元気になるようなものがたくさんあった。

でも街に出ると毎日、浮浪者を見かけた。

数人で集団になって酒を飲んでたりして、コレは社会のあり方に問題があるんだ、政治・警察なんかも全部こじれているのだろう・・・と想像する。

この感じ、夜になったら危ないんだろうね、2人でどう危険を回避していくか話し合ったりした。

カメラを頻繁に出さないとか、バッグを持たないとか、夜は絶対に出ないとかね!

カテドラル・メトロポリターナ(cathedral metroporitana)

ブラジルの教会は結構奇天烈なものが多くてヨーロッパ文化とは違う独特な解釈があるらしい。

こちらの教会は建物の形が円錐型で、中に4枚の巨大なステンドグラスが設置してある。

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中には円錐型の屋根のほぼ中心のところに黄金色に輝く十字架があり、その周りの360度に座席が設置してあった。

普通だったら縦にまっすぐ並ぶ座席もここではそうではないのも面白かった。

どれだけの多くの人がここに集まって聖書を読み、聖歌を歌うのだろう?

美しい柔らかなステンドグラスの光が、世界が平和であるように見せてくれていた。

これが、リオの最新の教会なのらしい。素晴らしい展開だ。

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アジェンシア (Agencia)

2016年のリオデジャネイロオリンピックの跡地へ行くとこれもまた巨大なストリートアートがあった。

巨大なものは人を圧倒する力があった。

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この壁が100mほど続いていて、そこに世界の人々の絵が描かれていた。

本当にこういう格好の人たちが、まだまだ地球にはいるんだからすごいよね。

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続いて図書館へ。

幻想図書館 (Royal Portuguese Reading Room)

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王立ポルトガル図書館。19世紀、ポルトガルからの移民によって、母国の書籍を提供するために創設された。

現在は、手を触れることも禁止されているそうだ。

が、あまりの美しさに見にくる人が後をたたないのらしい。

確かに、こんな場所見たことないかも!

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続いて、教会へ。

サンベンド教会 (Mosterio de Sao Bento de Olinda )

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この教会はかなり分かりづらい場所にあった。

行ったり来たりしながら見つけた。

入り口がビルの中にあるなんて想像していなかった。

中は黄金に輝く金ピカ教会だった。

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それに先に書いたブラジル最新の教会メトロポリターノとは打って変わって、豪華絢爛!

ロココの時代を思わす華やかな装飾は床から壁、天井までを覆っていた

恐るべし、宗教の力!それにしても、こういうモノが残ってるってやっぱり素晴らしい!

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現代アート美術館

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どんな人たちがこの美術館の展示に選ばれてるのか知らないけれど、やっぱりカラフルでポップなアートの方がしっくりきた!

けど、一応Hにも聞いてみた。

H「ああ、こういうのブラジルのイメージだよね~」

C「どんなところが?」

H「カラフルで型破りな感じ!」

C「うん、私もそう思う!」

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そこにプラスして、男性器や女性器、乳なんかの絵もあって、こういうのって日本だとどうしても制限されるけれど、やっぱりあるんだな〜。

あるものはあるんだから、そういうものをどう考えるとか、フェミニズムとかLGBTの自由とか訴えてるとかそういうものってどんどん出すべきだね。

年齢制限とか設けてさ。こういう主張ってすごい重要だと思う。

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ブラジルに入ってから本当にゲイやレズビアンの人たちを多く見たせいか、そういう表現が多いのもまた、これもブラジルっぽいし、普通のことだ。

納得した。

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リオ観光の裏側

こうして回ったリオのアートや教会たち。

実は、これほぼ1日で回った。

ほとんどのポイントが2.5〜3km2の中にあったものの、実際この1日だけで歩いた量は

12.9km!!

あ、そこまででも無い?いやいや、歩数にすると

10,874歩!! う〜ん、まあまあ歩いた。

それに、インプットの量が多すぎてだんだん興味が薄れていってしまったりもして・・・。

scadaria do Selarón

せっかくいったこのカワイイ階段の時も、写真撮る?とかっていう会話にもならず。。

記念写真なし・・・。何やってるんだ!って言いたいけど、本当にそういう時もある。

Hは1日、1日が今日しかない世界一周の大事な1日。

私はたまには休んで作業でもしようよ、なんて言ってたんだけど。

多分、1日の重みが違ったんだろうな、と思う。

今日、見なかったら明日は見れないかもしれない、と結局毎日歩いた。

scadaria do Selarón
scadaria do Selarón

次回は、あの「イパネマの娘」が生まれた町とコパカーナビーチへ!

まだまだブラジルは奥深い・・・終わらない〜!

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