世界には幼少期から体の一部を切りとられ、作られた障害者が物乞いしているの知っている方も多いだろう。
しかし物乞いもそういった犯罪の匂いがする恐ろしいものばかりではない。中には笑ってしまうような面白い方法でお金をせびってくる人たちもいる。
アメリカの中でもトップレベルに悪名高い街ニュージャージー州のニューアーク(Newark)で出会ったクリエイティブな物乞い。
元々治安が良くない街なので、物乞いを見かけるのは日常茶飯事。恐らく普通の方法ではお金は稼げないのだろう。
ファーストフードチェーンで食事をしていたら1人の薄汚れた男が入ってきた。
食事をしている人一人ひとりに申し訳なさそうに紙を配っていく。
紙には「私は喋れません。少しお金を恵んで下さい。」の文字と簡単に手話の基礎のような物が書いてある。
さすがニューアークの住人。誰もお金を上げない。すると男は諦めたのかお店を出ていこうと入り口へ。
出る間際、振り返って「F##cking Sh#t!!」大声で私達を罵倒して出て行った。
イタリアでは、修道女のような格好の泣きそうな顔をしたおばさん達が「Sorry. Sorry. Sorry」と言いながら隣を歩いていた友人のポケットやカバンの中身を弄ろうとしてきた。
筆者は笑ってしまったが、ここまでいくと物乞いと言うより強盗に近い。
インドはバラエティー溢れる物乞いの宝庫だ。
同情してしまう可哀想な物乞いは置いておいて、奇抜な格好をして写真を撮らせてお金を要求するパターンや、握手を求められ応じたら、その腕を引っ張り体を引き寄せマッサージされ、「お前は今ハッピーになった。私もハッピーだ。」と訳の分からないことを言われお金を請求されるなど『何かしてあげる(強引でも)代わりにお金頂戴。』タイプの物乞いも多い。
大人やマフィアが裏で糸を引き子供たちに物乞いをやらせるケースは有名な話だ。
フィリピンで毎日同じ道で物乞いをする子どもの集団に毎日お金ではなくお菓子をあげるという実験をしてみた。
小銭をあげてもまったく笑顔を見せなかった子供達がお菓子だと大盛り上がり。それを1週間くらい続けていると遠くから筆者が運転している車を見つけて走って集まってくるようになった。
暫く日本に帰っていた友人に車を返し、筆者は日本に帰国。その後友人がその車でその道を通ると、知らないうちに人気者になっていることに首を傾げていた。
世界には色んなクリエイティブな方法でお金をせびってくる人たちがいる。
筆者は面白いと思ったら「物乞いがいたらどう対応したらいいのか。」とか難しいことは考えずに笑わせてもらった代金として小銭をあげるようにしている。
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