到着後に宿を決める【キューバ】

 

日本からとても遠い国の一つであるキューバ。

筆者は19歳くらいの時に、キューバ人の血液型のほとんどがO型で楽観的、
音楽を好んで聴きよく踊るなどという情報を耳にして
キューバという国は夢のような国だと漠然とした憧れを抱いていた。

キューバ。それはあなたにとってどんなイメージの国だろうか。

少しずつ整理しながらキューバにおける情報を共有させていただこう。
まずキューバという国は現地民の発音では「クゥバ」!だ。
それではキューバ改め、クゥバにまつわるいくつかのおはなし!

都会編

クゥバという国に着くとまず驚くのが、車だ。
アメリカンクラシックの車が無数に道路を走っている。

  

そしてそんな派手な車にももちろん目が行くがそれと同時に旧型の車が多いことに気づく。
筆者は車については運転のみで型番など気にもしないが
その車の色艶といい音といい煙の匂いといい、そこには日本には無い
「古き良き時代の」というべき車たちが多くあるのだ。

 

宿泊先を決める

筆者は海外渡航をする際、基本的にあまり宿泊先を決めていかない。
航空チケットのみを手配し、現地で話をしながらホテルを決めて行くのがスタイルだ。
(無論、夜便で着く場合は、話も何もしてられないので、ネット予約だが…)

今回もその手で行くぞ。ということで、ホテルを探すため、まずはクゥバはハバナで一番の繁華街(外国人用の)に出向く。
ここは外国人が溢れそれを相手するクゥバンピープルで溢れる街だ。
こうした外国人街がとりわけ栄えている理由はそもそもキューバは2貨幣制度を用いていることにある。

例えば1.5Lの水を私たち渡航者が買えばそれは120円。
現地民が買えば30~40円。という様に外貨でグイグイ稼ぐシステムができている。

さて、宿泊先を決めるとなると日本では、インターネットを使って、
Airbnbやらじゃらんなんかを利用して
当たりをつけるなりネット予約をするのが普通だろうが、この国にインターネットなど無い。

ルーターなど使えない!社会主義国だから。
他国の情報など入れない!という様な情報鎖国の状態のため、インターネットは自由に使えない。

そこで。私たちが何を使うか。

「足」

とにかく歩きながら街を散策し、情報を求める。
ただし、歩いているだけで現地のセールス上手な人間は
私たちが背負っているザックを見ているだけで寄ってくる。
そして、うちに来い!うちに来い!と誘う。

疲れている手前大して調べもしないうちにこの手に乗ることはよくあること。
ではあるが、大概が相場と大してかけ離れることもこの国ではあまりないので、
安心して任せてみるのも大いに良い選択である。

また、日本ではなかなかやらない作法だが、
一度部屋の中を見て断るのは全くとして悪いことではない。
自分たちの要望と何があっていないのか、金額に対する設備なのか。
ベッドの状態か。シャワーの水が温かくならないのか(必須チェック項目)、場所が悪すぎるのか。
など、多数問題や要求はあるかと思うが、とりあえずそれを紹介してくれた人に伝えてみる。

今回筆者が泊まろうかと部屋を見させてもらった部屋は
クゥバンの老人の住む家で、老人が住んでいること自体は
まるで問題がなかったが、全くとして英語が通じないことを理由に断りを入れた。

もちろん、これが別の家であったり
単にその部屋のオーナーということであれば宿泊させてもらっていた。
しかし、一緒の部屋で何日かを過ごすのに言葉の壁がある場合は
恋人でもない限り苦痛でしかないと想像が安易にできたからである。

こんな風あーでも無い、こーでも無いとに話して行くうちに
紹介者の人間がこちらが要求する内容を理解していき、ほとんどは2件か3件見てすぐに部屋が決まる。

因みに、宿泊が簡単に、そして安くできるこのシステムはクゥバで独自に行われているサービスで「カーサ・パラティクラル」という。

部屋の掃除ももちろんやってくれる上に、
オーナーとのコミュニケーションによっては朝食や夕食を用意してくれる家も少なくない。

もちろんクゥバの宿泊施設は日本から予約可能だが、一度は騙されたと思って、試してみてはいかがだろうか。

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