スペインではコーヒーは朝に楽しむモノと言う意識が強い。友達とカフェに飲みにいくことが多く、テイクアウェイはあんまりしない人が多い。
友人や家族と一緒にカフェに行きそれぞれ好みのコーヒーとトスターダ(オープンサンドイッチ)を注文する。
コーヒーの飲み方にはたくさん注文の仕方があり、今回はその中の10コ紹介しよう。
■目次
Cortado(コルタド)
コルタドは、小さなガラスのコップに少量のエスプレッソを注いだ後、苦味を中和するために等量の蒸し牛乳で切ったスペインのコーヒー。名前はスペイン語のcortarに由来します。これは準備のプロセスを指すカットを意味します。
エスプレッソとミルクの比率は、コーヒーのロバスト性が伝わる独特の風味をもたらしますが、蒸したミルクによりフィニッシュはビロードのようになります。 Cortadoは外出先での摂取を目的としていないため、通常はコーヒーバーで飲まれる。
Café con leche(カフェコンレチェ)
カフェコンレチェはスペインで飲まれているベーシックなコーヒーで、イタリアのカフェラテに近い。
スペイン語のコーヒーとミルクの意味で、エスプレッソとやけどのミルクを約1:1の比率で作ったホットコーヒー。
Trifásico / Tricolor(トリファシコ/ トリコロール)
トリファシコまたはトリコロールは、エスプレッソショットを牛乳とアルコールのスプラッシュで重ねたスペインコーヒー。たいがいはコーヒーと酒だけが組み込まれています。
trifásicoに追加される最も一般的な酒には、ブランデー、ウイスキー、ラム酒、または甘くてクリーミーなリキュールが使われる。
Blanco y Negro( ブランコ・イ・ネグロ)
ブランコ・イ・ネグロ(白と黒)は、コーヒーとアイスクリームで作られたスペインコーヒーの名物。
基本的なバリエーションは、グラスに入れた氷と、エスプレッソで構成される。必要に応じて、コーヒーを氷とブレンドするか、凍らせたコーヒーの場合もある。
その上に、少量のアイスクリーム、またはスプーン1杯のクリームまたはレッシュメレンガダ(メレンゲミルク)をトッピングされる。
ブランコイネグロは通常、甘くてさわやかな夏のデザートとして愛されている。
Belmonte(ベルモンテ)
ベルモンテは、スペイン南東部に位置するムルシアに由来するコーヒー。
エスプレッソショット、コンデンスミルク、ベルモンテブランデーで構成されている。このコーヒーは、スペイン南部でも人気のあるアルコールベースのカフェボンボンです。
カップではなく、ガラスのコップで出され、ミルクとコーヒーの層が見える美しい飲み物。
Carajillo(カラヒージョ)
カステリョンの地域のコーヒー。
これは、コーヒーと酒で調理される伝統的なスペインコーヒーです。
通常はブランデー、ウイスキー、またはラム酒を最初に砂糖、レモンの皮、コーヒー豆で加熱します。
お好みでシナモンスティックを追加することも。
熱した香りのいいアルコール類をグラスカップに注ぎの上にコーヒーを。
こちらも二層に分かれた見た目が美しいコーヒー。
Café bombón(カフェボンボン)
ボンボンコーヒーは、コーヒーと練乳を組み合わせたバレンシアのコーヒー。
通常エスプレッソとコンデンスミルクで作られる。
お好みで、練乳をベイリーズなどのクリーミーなリキュールと交換することも可能。その場合はドリンクは通常、同じ量の両方の飲料で調製されます。
Barraquito(バラキート)
バラキートは、コンデンスミルク、リキュール、コーヒー、ミルクを組み合わせたコーヒーの一種です。地域によっていくつかのバリエーションがあり奥深い飲み物だが、最も一般的な組み合わせには、コンデンスミルク、Licor 43(バニラ、柑橘類、スパイスの風味が加わった甘くて濃厚なリキュール)、エスプレッソ、ミルクが含まれる。
すべての材料が層状になっており、飲み物は通常、背の高いグラスで提供されるため、層が見える。泡立てた牛乳はシナモンをまぶしたもので、飲み物は伝統的にレモンの皮で飾られています。時には、牛乳をホイップクリームに置き換えることも可能。
Café del tiempo(カフェデルティエンポ)
おおまかにコーヒーと訳されるカフェデルティエンポ。
こちらはスペインのアイスコーヒー。
氷と時々レモンのスライスで満たされたグラスで提供されるコーヒーのカップで構成される。お客の要望に応じて甘くしてから、氷に注ぐことも。
Café con miel(カフェコンミエル)
Cafécon mielはスペインで生まれたコーヒーの品種です。ドリンクは蜂蜜(miel=ミエル)、エスプレッソのショット、スチームミルクで構成されてる。材料は層状になっており、泡立つミルクの泡には時々シナモンがまぶされています。蜂蜜は甘味料を使用するので、砂糖は通常使われない。
さいごに
内容をみて、こんなにもアルコールの入ったコーヒーがあるのか・・・と驚いたのではないだろうか?
スペインに住む人たちは暑いせいなのか、それとも怠惰なのか、昼から、いや朝からビールを飲んでいるのを見かける。
私の推測ではコーヒーに混ざっている酒はアルコール飲料として認識されていないのではないか。
それでもほろ酔いになること自体は間違いない。
旅先でフワッと気分をあげたいときにはアルコール入りのコーヒー、一度試してはいかがだろう?
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