インド、エジプトと並んで3大ウザイ国と言われるモロッコ。
インドもエジプトもユニークな人が多いなーと思うくらいで好きな国に入る筆者にとって、実際に行く前まではモロッコ人もウザイとまでは思わないだろうと思っていた。
インドやエジプトのウザイと言われる人たちは、目的は単純にお金で、そのお金をあの手この手でとってやろうと創意工夫をした結果、それがウザイと思われてしまうような気がする。
それをゲームだと思って楽しみだすと特にウザイと思うこともなくストレスフリーで旅をすることができた。
モロッコのうざい人たちはお金が目的の人もたくさんいるが、全く何が目的なのかわからないウザイ人も多く、大都市マラケッシュやフェズ(カサブランカでは特にウザイ思いはしなかった)では、小さいイライラが毎日蓄積し2度と行きたくない町になってしまった。
モロッコに行く前に何がウザイのか具体的に知っておけば、心構えができ多少ストレスが緩和されるはずだ。
ここではそんなモロッコの代表的な、そして必ず出会うであろうウザイ人たちの行動と筆者が取った対抗策と対処法一緒にご紹介しよう。
強引な客引き
「ソーリー」「ニーハオ、こんにちは」「貧乏プライス」「ミルダケタダ」「日本の何処かきた?」「東京、大阪、埼玉」など、あの手この手で声をかけてきたり、行く手を遮ってくる。
軽くあしらい進もうとしてもずっと話しかけてくる。「今はいい。」と言っても「いつならいいんだ?明日か?」などとにかくしつこい。
マラケシュのフナ広場などは、もう全員しつこいので少し歩いただけでどっと疲れてしまう。
対抗策
完全に無視。目も合わせない。行く手を塞いてきたらスポーツのフェイントのように華麗にかわす。
お釣りまたは値段をごまかす
レストランやタクシーで特に多い。少し少なめにお釣りを渡してくる。ただし端数は切り捨てる文化があるので細かいお金が少し足りない場合はスルーしよう。
対処法
おつりは毎回しっかり数えよう。
勝手に注文してないものを出す
レストランで注文を済ませ座っていると頼んでもいないものが出てくる場合がある。
自分が頼んだ物についてくるセットメニューなのかと思って食べてしまうと会計の時にしっかり請求される。ミネラル・ウォーターの場合もあるので注意。
対処法
まれに純粋なサービスの場合もあるのだが、頼んだ覚えがないものが出来てきたら、毎回確認しよう。
チャイナ!チャイナ!
歩いていると「チャイナ!チャイナ!」「チャイナ?」「ジャパン?」など声をかけてくる人間がやたらいる。
出身国当てゲームでもやっているのか、相手もただ聞いてると言うだけで特に意味がない。いちいち対応しているとだんだん疲れてくる。完全にアジア人をバカにして言ってくる輩も存在するのでたちが悪い。
対抗策
対処法は、これも無視が一番だろう。
ただ無視し続けるのも腹が立つので、なんの用だモロッコ?またはモハメッド(モロッコでやたら多い名前)?と話しかけてみたのだが、相手も「チャイナ? ジャパン?、コリア?」と返してくるだけ。一体何が目的なんだろう…
そっちは行き止まりだよ!
メディナを歩いていると「そっちは行き止まりだ。」「その道はクローズしてる。」などと言って惑わせてくる。
こちらが言うことを聞いて方向転換すると道案内を勝手に始めチップを要求したり、自分の店に連れて行こうとする。また、目的なしにただの暇つぶしで観光客を惑わしているだけの輩もいる。
対抗策
対処法はもちろん無視。
筆者が取った対抗策は、そいつが行く方向を指し「いやいや、そっちが行き止まりだ。お前は間違ってる。」と言ってみると、そんな返しをされたことがないのだろう。笑いだしたり、テンパる。
勝手に道案内
メディナ内のホテルを探していると親切そうに近づいてきて、世間話から入り、こっちが断っても親切そうな態度と顔でホテル名を執拗に聞いてくる。
答えてしまうと断ってもお構いなしについてきて道案内し、最後にチップを請求。「お金は払わないよ。」と断っても「お金はいらない。ただの親切だ。」とかなんとか言って付いてきて、最後にはお金を要求してくる。
ホテルへの道中は、とても良い人を演じるので、この人は本物の良い人かも知れないと毎回思い疑った自分を恥じそうになるが、しつこく道案内をしてくる輩は100%カネ目当。
対抗策
宿泊先名を教えない。それが初めに「お金は払わないよ。」と断り、それでも付いてきて何か要求してきたら飴でもあげよう。
最後に
最後に言わないといけないのは、フェズやマラケシュが観光客慣れして特にウザイ人が多いというだけで、他の街ではウザイ人にはほとんど遭遇しなかった。
それどころか優しく、親切な人ばかりだ。とにかく人にとても興味がある国民性。
絡んでくる人たちと毎回真面目に向き合うと疲れるし、ジャブのようにイライラが溜まってくる。こちらも面白半分で絡み返すくらいの気持ちいこう。
またボッタクリなどに出会ったら大きい声での罵りにひるまずに毅然とした態度で臨もう。
モロッコは見どころも多く、食事も美味しいとても魅力的な国なのは疑いようのない事実だ。ウザい人もモロッコの特徴と思い楽しむ余裕が欲しい。
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