17世紀に描かれた絵画から200年分の汚れたニスと埃を落とす作業が凄い!

17世紀の油絵の汚れを半分落とした

アートディーラー、作家、BBCのプレゼンターとしても活躍するフィリップ・モウルド氏がTwitterにアップした数百年前に描かれた油絵から古くなったニス、埃と汚れを取っていく画像と動画が凄い!

昔に描かれた油絵が黄色く、くすんだようになってしまうのは油絵が描かれた時、傷みから守る為に塗ったニスが数百年の時が経つ間に黄色く変色し、元々の油絵の色を隠してしまうらしい。

その黄色く、くすんだニスを薬品を使って綺麗に落としていくのがフィリップ・モウルド氏が行っている作業。

黄色いニスがみるみる落ち、ニスの下から鮮やかな色が浮かび上がってくる姿は驚きと共にとても気持ちがいい。

とても簡単に見える作業だが、何世紀も前に描かれて油絵を元々の色に戻す作業はかなり難しく下手をすると絵に傷をつけてしまったり修復不可能な状態になってしまう。

ニスを落つすために使う薬品も毎回同じものではなく、まずどんな成分が入ったニスを使っているのかしっかり分析し、絵を傷つけず1番効果がある薬品を調合して使用するそうだ。

上の動画は描かれた時には右眉の上に戦争で負った傷が描かれていたのだが、アメリカ人の画家により傷が綺麗に隠されてしまっていたものをフィリップ・モウルド氏によってオリジナルの状態に戻された。

フィリップ・モウルド氏は作業経過をtwitterにアップしたところとても反響が良かったので、それから継続して経過作業を公開しているそうだ。

しかしこんなに気持ち良く数百年前の汚れが落ちてしまうのだから驚きだ。

17世紀の油絵の汚れを半分落とした

コメントを残す