インドのバラナシに滞在している時に雇ったガイド兼ドライバーが「連れてった人は皆喜ぶんだが、ランチを作るからうちの家に来ないか?」と誘ってきた。
行く予定にない所なので余計に費用はかかるが、現地の人の食卓を見るのも良い経験と思ってOKした。
そこが予想以上に面白かった。
電気もガズも通ってない集落
途中で運転手の友達とウイスキーの飲み、車で走ること2時間くらいの場所に彼の家はあった。
彼の家は筆者の予想を超えていた。
電気もガズもない。土で出来た集落が彼の自宅だったのだ。
家の壁は土やレンガで出来ている。多分自分たちの手で建てたのだろう。
似たような家が5、6件あり30人くらいの人が生活していた。ドライバーの彼のご両親も隣の家で暮らしている。彼がたまに観光客を連れてくるようで皆外国人に慣れてる。
子供も沢山。日本から持ってきたお菓子を上げたら大喜び。
牛と一緒にくつろぐ人たち。働き盛りの若い男たちも平日の昼間だと言うのにゴロゴロしている。近くに畑もあり多少のお金と牛乳をくれる牛がいれば生きていけるのかも知れない。
「ブラウンシュガー、ブラウンシュガー」と言っていたので黒糖のようだ。こうやってサトウキビから黒糖を作りそれを売って生活しているのだそう。
こちらが出来上がった黒糖だ。
これが連れて行ってくれたドライバーの自宅のキッチン。もちろん毎日何かしらのカレーなので、この設備で事足りているそうだ。
昼食をドライバーの彼と彼の奥さんが作ってくれた。もちろんカレーとチャパティ。
場所の力もあるのかもしれないが、下手なレストランで食べるより美味しかった。
帰る前に集合写真。お菓子を配りまくったせいか子供たちがとても人懐っこく、車が見えなくなるまで手を降ってくれた。
帰り際に案の定チップを要求されたが、ドライバーの彼抜きではこのような貴重な経験が出来なかったこと、彼の子供が学生でとてもお金がかかること、さらに家族ぐるみでとても良くしてくれたので気持ちよくチップを払ってきた。
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