“The Travel Story 1” 南の国【バンコク タイ 1 】

14時・・・タイ ドントムアン空港到着。

気温は32度。

入国審査(タイ ドントムアン)

タイの入国審査官は真面目な方が多い様で、列に参加した時点で既に長蛇の列ができていた。

痺れる待ち時間。こういう時に役立つのがwifi接続のいらない文庫本。

無論、現在ではどの空港にあってもほとんどの場所でwifiは繋がるが何せ接続スピードが遅い。そのため、他の逃げ道となるアイテムは重要且つ必須である。

私は出発前から読んでいた「深夜特急6 -沢木耕太郎 著」を取り出した。物語は終盤に差し掛かっており、センチメンタルな筆者の感情と自身の対照的な状況に感情移入できなかったため、文字に目を滑らせるだけであった。

1時間半ほど待ったところでやっと入国審査官と対面し、無事に入国した。

バンコク市内までのバスチケットを買うと一人150バーツという。

この時の大体の為替レート=3.5円/THBなので約480円。

高いのか安いのかわからないまま、バスに乗り込みバンコク市内へと入った。蒸すような暑さでまとわりつく布がうざったい東京と同じような感覚の夏の気候だ。

合わせて車が多く排気ガスが異常なためか勘違いなのか景色がくすんで見えた。

窓のない部屋

ホステルに着くとそこは窓のないベッドにエアコンのみの質素な部屋だった。

シャワーとトイレは共有、キッチンも使用可能だ。

貧乏旅行になる予定であることは前々から聞いていたし、学生時代にベトナムへ赴いた際に自分でとった部屋に比べたら随分綺麗だったこともあって、特段気にならなかった。

長期で生活するのか短期で滞在するのとでは全く取捨選択の優先順位が変わるもので短期の滞在の場合、必要最低限のものがあれば全くどうでもいいのが、我々の価値観だ。

特に良かったのは滞在中の他のゲストたちもオーナーも雰囲気が良かった。

常にキッチン兼バーには人がいて挨拶をすれば今日はどこに行ったの?などと声を掛け合う気軽さが心地よかった。

このホステルには5日間滞在した。

都会の女性

オーナーのサラはとても気概のいい年上の女性。

私たちゲストに対してとても友好的だ。

ホステルの暇人で集まってオーナーと一緒にランチをとったり、トレーニングに行くとなれば一声かけてくれて、ムエタイ体験もさせてくれた。

ディナーを一緒にとったりとまるで友人宅に来ているかの様な感覚だ。

彼女の洋服や食べるものや動きを見ていると日本にもいるキャリアウーマンの様な感じ。

特に違うところは、彼女が自分で店をやっているというとこだろうか。

日本ではなかなか女性が自分で店を開くというシーンは見ないように思う。そう思うとおそらく彼女は非常に恵まれた環境にあったか、努力家だと見えた。

彼女の英語は非常にわかりやすく易しかった。

後に聞くと学校で習った以外は映画が好きだから見てた程度だという。(きっともっと勉強したはず。)

自分の英語力を見直さなければならないと深く感じた。

オーナーの彼女だけでなく、タイに住んでる多くの人が英語を話せる様に見えた。

それに日本語なんてどこにもなく、メニューや看板、説明などはタイ語と英語の二者一択。

逆を言えば英語ができれば不自由はない!

もちろん観光街ではない通りではどの人も英語お断り!の顔をしていたが、結構な人たちが英語で話せるのが印象的。

日本人なんて英語がちょっと話せるor友達に外国人がいるという話になればすごいね!なんてなることも多いが、そんなのもう遅れに遅れていることを感じる一瞬がこれでもかとあった。

最初の2日間は多くの時間を彼女と過ごした。

夜は友人の友人が会ってくれるということで夜中のバンコクの街に出た。

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