迫る食糧危機とその理由

今、あなたがその手にとって食べているもの。
どこから来たものだろうか?だれが作ったものだろうか。
想像したことがあるだろうか。

明日の朝ごはんはパンにしよう!

今日はカレーだな~♬あそこのインドカレーうまいんだよな!

夜ご飯はやっぱり焼肉?今日は週末だし行っちゃう?うん、肉だな!

なんてやってたりしますよね?

でもその食事の食物のことって考えたことありますか・・・?

制限ではなく選択するということ

今、ベジタリアンやハラールなど少しずつお肉を食べないという選択が増えつつある。
ベジタリアンは名前の通り、野菜のみしか食べないということ。


ハラールは牙のある動物、不浄とされる犬、豚、それから屠畜(家畜や動物を殺すこと)方法によっては食べない。
ちなみにインド人は牛のミルクは飲むが、そのミルクこそが成長に重要なものと考えられているため、
「母なる動物」と考えて牛を食べない。
それぞれの文化や考え方を持つことが手をつけるものつけないものを生んでいる。

しかしながら、私たち日本人はなんでも食べる。

牛・豚・鳥・魚・野菜・穀物・根菜、それに爬虫類でいえばコオロギやイナゴなどの佃煮もある。
カエルの足なんかも串焼きで出て来たり。
かと言って、それを本当に常備して食べる人がいないということは
それは単なる珍しいものを試す”お楽しみ”的なものだということだ。
ということはやっぱり牛・豚・鳥・魚や野菜・穀物を食べて暮らしているということだ。

だが、その動物たちのお肉や作物がいつか食べられなくなる日が来るかもしれないのだ。

そしてよくその予想として上げられている年が2050年。

食糧危機とその理由

一つめに人口増加によるもの

2050年には90億人に増加し、そして2100年には100億人を超えるといわれている。

世界の人口は現在で73億人。

そしてその73億のうち9人に1人が飢餓に苦しんでいる。

それが90億人になるということは、食物の作れる場所が増えるか、もしくは食物が早く育つ、もしくは食べるものを変える。などの対策が必要になるということだ。

二つめに気候変動によるもの

近年の世界各地での異常気象は作物、そして動物たちが食べるための植物の成長を妨げているのは言うまでもない。

この二つのことが原因で私たちは着実に厳しい将来に向かって走り続けているのだ。
気づきにくいことではあるが私たち人間が行う経済活動こそが地球に深刻な影響を与えているのである。

私たちにできること

食べ物を余さないこと。(粗末にしない)

日本元来の食べ物や食文化を大切にすること。(土壌にあったもの)

今目の前にある食べ物に感謝し食べていることを認識する。(食べたもので私たちはできている)

そして今、食べているものを見直すこと。(本当にそれが食べたいものか)
何故ならば動物を育てて食べられる状態にするまでに膨大な植物が必要となるが、
そもそも動物を食べなければその膨大な植物は必要なくなり野菜を取ればいいことになる。

私たちは米を、鶏を、豚を、野菜を食べていて
それは大切な大地の恵みであり命を頂いていることを忘れないことだろう。

そして、もしも日本にその時(食糧危機)が来た時には
スウェーデンの人々の様にミミズをいただくことも躊躇しない心をもつことが生きていくこつになるのかもしれない。

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