幸福度は収入の多さが比例しないという事実

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こんにちは。現在スペインのイビザに住んでいるChikaです。

コロナ感染症が流行し、見る見るうちに失業率が伸びているスペインですが、町の人々の雰囲気や表情は暗く変わっているようには見えません。

こうなる前からイビザの人の友人たちから教わっていた人と会う時の時間の楽しみ方について。

イビザっ子の友人との時間の共有の仕方

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現在若者の失業率が46.8%と高いが、そんなスペイン の田舎町イビザの若者たちの遊び、定番の過ごし方。

朝カフェに行き、

1.8ユーロ(約250円)のコーヒーを友達と飲む。

ランチを友人や家族と食べる。2~3時間を共に過ごす。

夕方、ビーチに行き夕日を眺める。その日の太陽に感謝して沈みゆく太陽に拍手を送る。

どうでしょう?

日本、東京で酒を飲んだり美味しいグルメを食べる、ファッションを楽しむ、トレンドの場所に行く、などのことは全く入っていないが、上記のようなことを楽しんで人々は幸せを感じている。

それではヨーロッパにおける幸福度ランキングと失業率ランキングを比較してみましょう。

ヨーロッパの幸福度ランキング(2019)

1位 ベルギー

2位 オランダ

3位 オーストリア

4位 フィンランド 

5位 ルクセンブルク

6位 スペイン

7位 デンマーク

8位 ポーランド

9位 フランス

10位 ドイツ

11位 スウェーデン

12位 マルタ共和国

13位 スロベニア

14位 ハンガリー

15位 ポルトガル

16位 キプロス

17位 チェコ

18位 エストニア

19位 イタリア

日本の世界幸福度ランキングは153ヵ国中62位。上記のランキングで17いに入っているチェコは世界ランキングでも19位を獲得している。

ヨーロッパの失業率ランキング(2019)

1位 ギリシャ (18.3%)

2位 スペイン(15.8%)

3位 イタリア(9.7%)

4位 スウェーデン(9.4%)

5位 リトアニア(9%)

6位 ラトビア(9%)

7位 クロアチア(8.6%)

8位 ポルトガル(8.1%)

9位 エストニア(8%)

10位 フィンランド(7.8%) 

11位 ルクセンブルク(7.3%)

12位 キプロス(6.9%)

13位 フランス(6.9%)

14位 スロバキア(6.8%)

15位 デンマーク(6%)

16位 ベルギー(5.5%)

17位 ルーマニア(5.4%)

18位 オーストリア(5.2%)

19位 アイルランド(5%)

コレに対して日本の完全失業率は2019年時点で2.4 %。

それでも世界幸福度ランキングでは失業率が日本より高い国々が日本よりも上位にランクインしている。

また2020年に入り、コロナ感染症による経済の落ち込みにより、世界各所で失業率の上昇が著しい。

が、現在私が住んでいるスペイン イビザでは失業率が18.2%にものぼる。

さらに25歳以下の失業率について46.8%と2人に1人が失業状態。

それでも幸福度は日本より断然高い。

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幸福を感じる方法と幸福を感じさせるものとは一体何か?

ヨーロッパ幸福度ランキングで上位に輝く国々の教えや考え方について調べてみた。

幸福度ランキングの上位に輝く国々の幸せを感じる方法

森へ行きなさい(フィンランド )

本をたくさん読みなさい(フィンランド )

周りを見回して、自分の幸運に気付きなさい(ベルギー)

自分の幸せを他の人に共有して、幸福を増幅させよう(ベルギー)

幸福は人生の自己満足度から決定される、人が決めるものでは無い(ベルギー)

1000人以下の町や村などの郊外に住む人ほど幸福度が高い(オーストリア)

隣人を助け合う習慣が人生の満足度に影響している(オーストリア)

子供たちの有無が幸福度を左右することは無い(オーストリア)

よく食べてたっぷり寝なさい(オランダ)

他の人を手伝いなさい、その幸福感はあなたのもとへと帰ってくる(オランダ)

家族や兄弟と過ごす時間を大切にしよう(スペイン)

できるだけ多くの時間を屋外で楽しみ、太陽を浴びよう(スペイン)

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いかがだろう?

日本、東京で酒を飲んだり美味しいグルメを食べる、ファッションを楽しむ、トレンドの場所に行く、などのことは全く入っていないが、上記のようなことを楽しんで人々は幸せを感じている。

幸せはお金では買えない。と言われている。

では、なぜ日本人は失業率も低いのに、貧困にあえぎ、幸福度が低いのか?

日本人の幸福度が低い理由

スペインに住んでみて、圧倒的に違う。と感じるのは

「人のことを気にしない。」ということだ。

「人がどう思ってるか?よりも

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「自分がどうしたいのか?」を尊重する。

だから自分がしたいことをする。髪型だって、洋服だって自分がやりたいことをする。年齢なんかも関係ない。

予定だって、「今日は疲れたから」とか「どうしても昼寝がしたいから」なんて理由で変えたりする。

「明後日会おうね!」と言ってても気分が乗らなければ連絡がこないこともよくある。

それでも気にしない。また、会えばニコニコと嬉しそうに話す。

そういう大らかさが日本にはない。

そして、「今日も会えて嬉しい。」「かっこいいね」「素敵だね!」という言葉を頻繁に掛け合う。

「会えて嬉しい」と言われて嬉しくない人などいないのに、そういえば日本では言わない。

そして、その時何を食べるかとか、どんな場所で飲むか?とかそういうことがいつも必要になるのが日本。

だけれど、イビザでは海で缶ビールを飲んでもいいし、カフェでお茶一杯の時だってある。

ワイン1~2杯だけ。のこともある。

ラーメン店を経営している私にしたら、飲み物1~2杯だけで、2時間も居座るのか・・・と衝撃の行動だけれど。

自分が飲みにいく、遊びにいくとなれば、そういう節約の仕方もアリ!と考えるのも理解できる。

そうして、2〜3時間を友人と過ごしながら、あーでもない、こーでもない

とどうでもいい話を延々と続ける。

久しぶりに会えたその人に「会えて嬉しい」とか友人に「今日も素敵だね」なんて言葉をかけてみてはいかがでしょう?

きっと言った自分の気持ちも温かくなるはずです。

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