初めてのAyahuasca

cover of ayahuasca

アワヤスカ体験記

2023年4月のある日。

私はイビザの田舎の古屋の中で12カ国の人たちと一緒に輪を作って座っていた。

この日私はアマゾンのシャーマンが使うと言われているAyawaskaを飲むためにここにきていた。

ここに来ることになった理由はイビザの日本人の友人からおすすめとお誘いを受けたためだった。

Ayahuascaについて

Ayahuascaplant

アヤワスカはアマゾンで作られる植物からアマゾン川流域に生息するつる植物を煮出して作った薬草のこと。

幻覚が見える他に依存症からの回復や、うつ病からの回復などの効果が見られる。

詳しくはWikipediaなどご一読ください。

薬草について

Ayahuascaplant

個人的に薬草を飲むことについて私がどう考えていたか、について本編の前に説明したい。

薬草で幻覚も見る。となると、とんでもないものを身体に入れることに感じたり、違法なことをやっている。と解釈されるかもしれない。

確かに国によっては違法ではあるので法に反しているかどうかはこれはその国の法に従うべきだと思う。

薬草そのものについては、昔々はたくさんの人がお世話になってきたもので、実際にその効力があるから存在しているのだと思う。

だからこそ今もこうして細々と、裏の世界かのような扱いの下でも存在し続けている。

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私は過剰摂取しなければよし!として判断した。ここはスペインだしね!

新たな気付きと鬱々した日々

その誘いを受ける前、私は軽めの鬱状態にあった。

私は2月に仕事に就き3月にその仕事を失い、それと同時に自分のADHD・ASDの傾向に気づき、仕事につくことを一旦辞めた。

東京での生活を思い出しても無理してたのがわかる

思えば仕事に就いていると、多汗症になったり、胃腸の調子がおかしくなったり、睡眠がうまく取れなくなったりと自律神経を壊しまくっていた。

私生活では2歳児の育児が真っ只中の今、そのような状態にまた戻る必要も無いと仕事をすることを一旦ストップさせたものの、本当は働けるのに働いていないのではないか・・・と自分を疑ったり・・・

ADHDやASDでいろんなことへの理解の遅いことや人より上手くできないところに目が行ってしまって、なんて私は役立たずなんだろうとお先真っ暗に感じ自分を責め小さなこと一つ一つに不甲斐なく感じて涙を流していた。

1人でどんどん暗い方へ暗い方へと歩いてきてしまった私は自分は何をしていたら楽しいのか?人生の喜びは何か?自分はどんな人だったのか?もわからなくなっていた。

私は本当に途方に暮れていた。

そんな時のお誘いで一体Ayawaskaで何をみれるのか?

どんな効果があるのか?

気になるところではあったけれど2人の日本人の友人のいうことを信じて

一切を調べずにただ身を任せることにしてこの場に挑んだ。

当日までのDIET期間

AyawaskaをやるにはDIETが必要になる。

ここでいうDIETについて説明する。

DIET=特別食

動物性の食品を抜き、一切の刺激物摂取を止める。

刺激物にはコーヒー、ジュース(果物でない)、酒、香辛料、タバコ、マリファナ(スペインでは合法)などが入る。

この食事を3日~1週間すると良い。

最終日は胃のなかの食物繊維をも排除するために食事を摂らずに飴を舐めておくことをおすすめされた。

こうすることで何ができるかというと、体内の臓器の洗浄ができる。

Ayahuascaは体内にあるもので体の反応が変わる。そして体の反応が精神面に反映されるため、食事制限をする。

私は1週間前から肉を食べるのを辞めた。

酒は3日前から。

最後の24時間は一切食事を取るのをやめて、飴を舐めて空腹を凌いだ。

この時点では一体私の体に何か起きている実感はなかった。魚や肉が食べたいと思うこともあったし、最終日はお腹が空いて食べ物に手が伸びそうになったこともあったけれど、この決まり事を守るとどんなことが起きるのか?そちらへの好奇心で何とかルールを守った。

DUE DATE For Ayahuasca

夜の8時。私は娘を友人にナニーを頼んでいたので預けて車に乗った。

持ち物は水、枕、ブランケット。

大急ぎで町をでて、森へと向かう。

totheayawaska

オフロードの道を座高の低い車で床下を擦らないかヒヤヒヤしながら進み、なんとか駐車場へ到着した。

すでに当たりは暗くなっていた。

古屋の中に入る。

ストーブに薪がくべられていて、人もすでに集まっていた。

最後の1人だった様子。

それぞれの席には座椅子、ティッシュボックス1箱、バケツが用意されてた。

しばらく歓談の時間があった後についにセレモニーが始まった。

全ての人が挨拶をして主催のシャーマンの人が話をした。

この辺りのことは覚えているけれど、飛ばしてしまおう。

この場所には21人の人がいて、シャーマンの人も含めて全員がAyawaskaを飲んでいく。

ayahuasca

シャーマンがグラスに注いだAyawaskaを紙コップに移し、ゴクッと飲んではみな自分の席に戻る。

私の番が来て、飲んだ。

黒糖の甘い味といろんなハーブの味。

つぶつぶしていて濃度も濃くてなんだか喉に絡まる。

全員が飲み終わると電気が消された。

しばらくして蝋燭に火がつけられると、シャーマンが歌を歌い始めた。

気付かぬうちに段々と私は幻覚の模様が見えるようになった。

蛍光色の幾何学模様やお花がリズムに合わせてこちらに寄ってきたり後ろに下がったりする。

わー綺麗・・・・。Ayahuascaってこんな感じね〜。楽しんでいた。

すると突然右下の方に鹿が現れた。

この鹿がどうも私に話しかけてくる。

声があるわけではない。

表情がくるくると変わって私に何か言っているように見えて。じっとその辺りを見つめていたら、段々と気持ち悪くなった。

下から込み上げてくるものを感じて私は屋外へと走った。

psyayahuasca

フラフラになって足元の状態がわからなかったが、とにかく走って一気にドアを開けて地面に突っ伏すと勢いよく口から液体が噴き出した。

そう。一人一人に用意されていたバケツは吐瀉物用だった。

2度ほど吐くと気分が落ち着いた。

もう一度戻って座ると、今度は感情の波が押し寄せた。

子供の頃に悲しかった出来事。

自分ではどうにもできない、何も改善しない、諦めるしかなかった悲しい出来事が目の前で起きているような感覚。

私はただ、それを涙を流しながら見つめて思った。

「あの時私は本当に悲しくて、あの時私は諦めるしかない悔しいつらい思いをしたんだ。」

そこで突然小さな私が浮かんできた。

私は咄嗟にその子を抱きしめた。

「辛かったね。頑張ったね。」

私は子供時代の自分と会って抱きしめ合うことができた。

今度は家族が出てきた。ずっと悲しいイメージつらいイメージばかりが残っていた家族との楽しい旅行のシーンや私がピアノやエレクトーンを弾いて母が嬉しそうにしている情景だった。

そうか、私には楽しい思い出もあったのか。この部分も大切にしたいんだ私は・・・。と気づく。

まだ目の中には蛍光色の模様も見えていた。

シャーマンは歌を歌い続けているのだが、その歌がなんとも言えない。

穏やかな曲もあれば何かをお祝いしているようなどんちゃんどんちゃん嬉しそうな音楽もある。

音楽が盛り上がれば、参加者もフルートを吹いたり、太鼓を吹いたり、踊り始めたりともう私には誰がシャーマンなのか?私以外の全員が演者なんではないか?と思うくらい盛り上げあっていた。

幻覚症状と精神が少し落ち着いてきて眠いな・・・と思うと2杯目のAyawaskaの時間が来たようだった。

「みんな大丈夫か〜?」とシャーマン。

笑ってる声、吐いている声、鼻水を噛む声、ロウソク一本の灯りの中いろんな音が聞こえた。

「大丈夫なら近所の人を気遣ってあげてね。それから水をよく飲むこと。

準備はいいかな?僕は大丈夫だから、良ければ2杯目に取り掛かっていこう。人生の光はそこに見えているぞ!」

頼もしい掛け声に乗せられて1人ずつまた Ayawaskaを飲んでいく。

私も飲んだが、その後しばらくは眠いなと思いながら、周りが歌を歌っているのに合わせて鼻歌を歌ってみたり、体を揺らしながら過ごしていたら、また段々と気持ち悪くなった。

今度は少し落ち着いていて、バケツを持っていて、外に出てドアの前で吐いた。

本当は外に出る必要もないのだけれど、私は吐くとき盛大に嗚咽する。それが周りに申し訳ない気がして都度外に出て吐いた。

吐いても水しか出てこない。それでも吐くとスッキリする。

おそらくDIETをしていないと吐くのがキツくなって必要な気づきを得ることが難しくなっていたのだろうと思う。

真面目にDIETした自分を誇らしく思った。

すぐに気をとりなおすことができて、すぐに部屋に戻った。

音楽はちょっと違うけれどこんな感じ特に2曲目なんかこんな感じだった

そして最近私はとても悲しかったことが頭に浮かんだ。

するとボロボロと涙が溢れて私はグシャグシャになって泣いた。

私の心は感情を大切にしたい。というメッセージだった。

私が思うより、考えるより、心が感じている。

悲しい時は悲しみに寄り添い、抱きしめ、撫で、愛でて元気づけたい。

心の叫びを聞くと、涙を流すことを許せた。

すると私の心が喜ぶことをもっとして!というメッセージが降りてきた。

どんどんと流れてくるイメージやメッセージが考えるよりも先に私に教えてくれる。

私はただ、それらを忘れないようにと内容を繰り返した。

さらにその後は祖父母と母が出てきて私を心配し大切にしていることを感じた。

薬が少しずつ切れてくると感じるというよりも思考することにもどっているのに気づいた。

思考することができるようになると私が大切にしたい感情と私はどう向き合えばより心地よくいられるのかが見えてきた。

ぼんやりと前を見ていると、新たな道具が取り出されてまたメンバーの何人かが順番にシャーマンの元へと行って何かを受けていた。

何人かが済むと私はぼーっとしながら受けてみることにしてシャーマンの前に座った。

シャーマンから何をするのかどうしたらいいのか説明されると、すぐに鼻にボーを当てられて、鼻の穴の中に薬草を吹き込まれた。

鼻の中に猛烈な刺激物が入ってきて、びっくりして私は首を振りながら息をしてしまった。止めろと言われていたのにも関わらず・・・。

落ち着くともう一方の鼻にも薬を吹き込まれた。

Thank youと目を見て伝えて戻ると、すぐに大量の鼻水が流れ出た。

隣では友人が吐いている。

便意を感じてトイレに行ったが、それ以上のことはこの日もう起きなかった。

この日必要だった気づきが全て受け取ることができたということだ。と無意識に理解した。

セレモニーが終わるとスープや果物、ナッツやスナックが出てきた。

みんなでそれをつまみながら談笑したり、セレモニーをした一人一人とハグをしてお礼を言い合った。

素晴らしい時間だったと、みんな晴れ晴れした顔をしていた。

シャーマンからは「君は初めてだと言っていたよね。よくやったよ。きたときは本当に暗くて君のオーラは真っ暗で大丈夫かな、と心配だったんだ。」

と教えてくれた。

「大丈夫です。私はいくつかのポイントを見つけ出し、今日からできる幾つかのことを見つけました。本当にありがとう。」

「素晴らしいよ。本当によかった。ありがとう。」

と熱く長いハグを交わした。

セレモニー後の日々

セレモニーが終わると私は感情を大切にするための行動として、友人や家族に連絡をした。

日頃の感謝を伝えるために。

たくさんの人と知り合う必要なんてなくて、今いる周りの人を大切にしていれば勝手に和は広がっていくことを改めて感じた。

異国に住んでいるとどうしても寂しさや文化の違いで孤独感を感じたりすることがあるけれど、私は大丈夫なんだ。と後ろから応援隊に支えられているような気持ちだ。

それから肉と酒をやめたおかげか、野菜を多く食べることが好きになった。

酒は相変わらず飲んでいるものの、体が欲している感覚が少なく感じる。

今後数週間は飲まない日というのを増やしてみようと思えた。

まとめ

シャーマンが作る薬草の飲み薬で幻覚を見るなんていうと怪しい感じがしますよね。

でも、人生の悩みをこういった薬で解決が出来たり、少しの希望や光が見えたりする。

そんな薬がアマゾンにあることを知ってしまった・・・アマゾンの文化はなんて奥深くて素晴らしいのだろう?他にはどんなものがあるのだろう?と興味が湧きますよね。

日本ではなかなかこう言ったセレモニーに出会うことは難しいけれど、いつかあなたも機会が訪れたら、恐れずに試してみてください。もちろん安全は確保してね。

私は今、とても満たされた心で日々の小さなことにチャレンジすることの楽しみを思い出しました。

そして行く先を心配して悩む必要なんてなく、無理をして頑張る必要なんて無く、楽しいと思うことをして、心地のいいと思えるよう居場所を真面目に作っていくことやそのために地道に努力することが今の私に必要なことだと地に足をつけることができました。

いかがでしたか?

これからもまだ見ぬ世界を一緒に探っていきましょう!

質問などございましたらコメント欄やインスタ DMまでどうぞ。

ありがとうございました。Chika

cover of ayahuasca

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