シンガポールから飛行機に乗りインドネシアへ!
シンガポールといえばポークジャーキーですが、これを私は空港で買うとインドネシアでムシャムシャと食べていたのはここだけの秘密。
バリ島に着くと、すぐにギリ島へ移動。これまで天候に恵まれてたせいもあってかインドネシアが雨季真っ只中だとは知らず空は雲or雨模様。。。
Gili isnlandへ
なぜギリ島へ?
それはシンガポールでお世話になったフアッドがウェディングプレゼント!と言ってホテルを予約してくれたから。
バスに1時間乗り、船に乗り換える。
バリ島にはたくさんの美しい海や浜辺があるとは知っていたけど、まず港に着いてみてびっくり。
透き通った海に白っぽいよく見なければわからない色の魚たちが大量い泳いでいた。
バリ島でも散歩程度に海を見に行ったが、海の色はそこまで青くもなく、ビーチもすごく綺麗というわけでもないのでH氏にもかなり期待外れ的なことを言われていた。
が、バスで1時間移動したそこには美しいビーチと海、港があった。
そしてそこであることに気づいた。
以前は魚を見れば、
「あ!魚だ~こんな色をしている!そうか~餌として狙われないように水と同じ色なんだね~」なんて分析しながら初めての体験を吟味していたが、ここ3ヶ月でたくさんのビーチを見すぎたのか
「あ、魚か~いっぱいいる」としか思わなくなっていた。
こういうちょっとした感覚の麻痺に気づいてとても悲しい気持ちになる。
綺麗なものを見ているのには変わりないはずなのに馴れによって見え方が変わっているわけだから。
船着場には欧米人が多く、どうやら日本人は私たちだけのようだった。
日本人にはギリ島への旅は難しいのだろうか。
波に揺られながら船は2時間程度だろうか、航行した。
「着いたぞ!ギリトワラガンの人!」と添乗員がいうのを聞いて、ぼやっと見ていると、「ギリメノに行く人間も降りろ!ここで乗り換えだ!」と言われ慌てて船の外へとでる。
そうそう、ギリ島と言っても実は三つの小さな島からなっていて、ギリトワラガン、ギリメノ、それとギリエアがあるそう。
乗り換えと言われて外に出てみると非常用のような小さなボートが横付けされておりそれに乗り換えた。
港が深くなく、他の設備もない為、海の上で船と船をくっつけて乗り換える。
こんな体験したことない。
そんなちょっと危なかしいことするんだ。と思って見てしまった。
でもよく考えると、カンボジアの川で3槽の簡単な船を一つにまとめて、大きな船みたいにして使っていたものの方が俄然危なかしい。
沈没して人間が死んでもおかしくないくらいの深さと速度があったと思う。
それに比べればここの海は・・・まあ穏やかだし、綺麗だし、いいのかな。
と、そんなことを考えている間にトワラガンに降りる人が降りきり、ギリメノへ行く人も乗り換えが済んでいた。
そして、20~30分程度だろうか。
ギリメノに到着した。
ロマンスの島
私たちは荷物のバックパックを背負い、H氏がさらに一つの大きめのスーツケースを持ち、私はサブバックをお腹に抱え込み、ビーチに直に降りる。
港とか、船着き場なんてない。
余計なものは作らない、のかもしくは作るお金が無いのか・・・。多分作らない、って感じだった。無い方が見た目はいいような感じもした。
そして陸へとよじ登る。
陸に上がるといきなり馬車が目に入った。
これは?と思うと、H氏が一言。
「この島は排気ガスの出る乗り物は禁止なんだって。だから、馬か電気スクーターか自転車くらいみたいよ。」
ふ~ん、そんな島あるんだ、いい取り決めだな~なんて思いながら馬車に乗り込みホテルへと向かう。
馬車は島の内側へとつながる土の道を通った。
黒いワンピースにはたちまち馬の毛が落ちた。
なんと可愛い演出!といい気分になって、馬車を降りると大きな白い建物が現れた。
SERI RESORT
ここが私たちが泊まるホテルヴィラのSeri Resortだという。
チェックインするまでにウェルカムドリンクといって、果汁たっぷりのジュースが振舞われた。
いつもは一泊500円〜1500円程度のホテルやホステルに泊まっているせいで、久々の素敵なサービスに胸が高鳴る。
フアッドはこのホテルのオーナーの1人と友達なんだとか、それでこのホテルを選んでくれたらしい。
それにしても素敵なホテルだ。
部屋へと案内してもらい、「こちらがKATAKURAさまの部屋ですよ~」中へといざなわれる。
部屋の中に入るとベッドに装飾が・・・。
「こちらはウェルカムシャンパンです、それではどうぞお楽しみください」と出て行った。
私の目にはもはや漫画のように彼らの動きが映る。
何しろ久々の高級ホテルでこれまでに見てきたホテルの人たちも本当に親切にしてくれたし、素敵な時間を過ごさせてくれた。
でも、なにか違う雰囲気があった。
そもそもH氏と旅行に行くときは国内外問わず、私たちは必ず安めの地元感溢れる民宿やホステル、ホテルに泊まる。
なぜなら寝るだけだから!
どうせ寝るだけなら他のものにお金をかけようってな話でいつもビジネスホテルや安宿だし、この旅ではさっきも書いた通り500~1500円ほどのホテルだ。
スタッフのサービスはほとんど無いに等しかったのでいちいち、教育の行き届いていることに感動した。
それにこの洗面所の広さだ。
部屋と洗面所・シャワー・トイレが二枚のドアで分けられているのが、洗面所・シャワー・トイレの三つは同じ部屋。というか壁が全くない。
だだっ広い細長いスペースにシャワーを浴びる時に体を見られたり、トイレをしている姿がまるっきり見えるような形にはなっていないがドアが1枚ずつ足りていなかった。
が、それは優雅さに変わっていた。
ドアは場合によっては無くてもいいのかぁ、と感心させられた。
シャンパンを開けて、部屋の前にある外のソファスペースに腰掛けてみる。
フアッドにはその時動画メッセージを送ったが本当に感謝しても仕切れない。
旅をしているからにはこんな素敵なホテルに泊まれるなんて思っていなかった。
結婚式も外国人の友達の方が多くて、私とやると色々と難しい、旅に出るか結婚式をするか選ばなければならない。
など色々と問題があり、結婚式はやらなかった。そもそも私に貯金なんてない。
だからこんな風なプレゼントを頂けるなんて本当に嬉しかった。
素敵な友達との関係だね、とH氏と一緒になって喜んだ。
そのすぐ後にフルーツが運ばれてきた。
見たことのないものや挑戦したことのないフルーツも乗っていた。
この毛の生えたようなライチがとっても美味しくて南国に行ったら必ずおすすめしたい果物。
海へ
ビーチから眺めているだけでも美しいことは見ててわかったのだが、フアッドが予約してくれたという船でのシュノーケリングに朝から出かけた。
朝はお腹が空いていたのになにも食べずに出かけてしまったせいでヘトヘトのぺこぺこになったのだが、ここで見れたものは本当にすごかった。
海底に沈む遺跡。
そしてウミガメ。
私たちが想像もしていなかった動物。
ギリメノではウミガメと会えるんだよ、と聞いてはいたものの、まさか本当に見れるとは思わなかった。
しかもエサで引き込むことなしに自然に遭遇できるとは。
一度めはふわっと現れて、数分の間私たちと泳ぐのを楽しんで行ってくれた。
私たちと近づいても一向に怖がらず、逃げるそぶりなんて無く、ただただ優雅に浮遊していた。
いいでしょ、私の世界。というように私たちがゆっくり泳いでも間に合うくらい本当にゆったりと穏やかに泳いでいた。
マスクをつけながら、泣きそうになった。
こんな、生き物本当にいるんだ、こんな素敵な世界があるんだ。
生きて来れてよかった。そんな風に思った。
そのあとの一回は突然目の前に現れると息継ぎをしに海面に出て、ささっと暗闇に消えて行った。
あっさりとしていたものの、それはそれで野生的でクールな感じの亀だ。
もしかしたら一匹目はメスで二匹目はオスだったのかな、いや逆かも?
とにかく最高の一瞬だった。
Seri Resortの朝
その後のギリメノ での時間は本当にゆったりと、静かにすぎて行った。
4泊したがとにかく、朝ごはんが充実していて朝が来ると元気になるとはこういうことかと実感させられた。
簡単に言えばイングリッシュブレックファーストだが、その順番が私にとっては理想的だった。
まず、席に着くと今日はなんのジュースがいいか聞いてくれる。
オレンジ・レモン・スイカ・パパイヤ・パイナップル・バナナ、、、そんなところだっただろうか。
そこから選んで注文すると、ジュースを頼んでいる間に、いくつかの種類が並んだカットフルーツが中くらいのプレートに盛られてサーブされる。そこにカットライムが乗っているのだがこれもまた今までに見たことのない組み合わせで新鮮だったが、暑い国だからだろうか?
どのフルーツにもライムがスパイスのようで美味しく感じられた。
そして今日の朝食(イングリッシュブレックファストorナシゴレンなどのインドネシア料理)を頼むと少し後に生搾りジュースが出てくる。
ここのジュースには竹のストローが使われていて、これもまたなんだかエコな感じといい物珍しさと合間って洒落感が高まる。
そのあとは注文した朝食とコーヒーor紅茶が出てくるのだが、ここまでちゃんとした朝ごはんを用意してもらえばそりゃ当たり前!ではあるものの、朝が楽しみになる朝食だった。
島の中
ギリメノはだいたい1時間もあれば歩いて島を一周できてしまうほどの大きさ。
とは聞いていたものの、実際のところどうなのか?ということで、自転車で島を巡ってみた。
島自体は本当に小さな小さな島で、聞いていた情報に間違いは無く1時間弱ほどで散策しながら一周できてしまった。
ただ、途中で内地を走ってみようと島の中心方向へ行ってみると、海岸沿いとは全く違う雰囲気があることが伝わってきた。
リゾートとの煌びやかさとは違う、貧しさと、それに対してあっけらかんとした雰囲気。
私は私だと感じさせられるような、のんびりとして、明るい表情があった。
Spaでスクラブ
「ここはいいよ、楽しんでおいで!誕生日も何もできなかったしね!」
とH氏の言葉に甘えて、ある夜に全身をスクラブでマッサージする60分コースをオーダー。
Spaの場所はホテルの宿泊施設とは別の場所にあり、ビーチよりも少し内側にあるガーデンの中で行われる。
竹で作られた建物のにベッドが置かれていた。素っ裸になるのでここからは写真も取れず・・・。
私はマッサージやスパ、エステなどほとんど行ったことがなかったので、どのタイミングで服を脱いでどのタイミングで裏返しになって、どれくらいの時間マッサージされるのかわからなかった。
が、時間は大体60分と決まっていたし裸になることは間違いないし、となんと無くわかる英語に従いながら素っ裸になって、ベッドに横たわった。
感想があるとすれば、とにかく寒くて、日焼けした部分は痛かった。
それ以外の部分は、多分きっとあったかければ気持ちよかったかも。
さらにいうとしたら、足の裏を触られるのはかなりくすぐったくて施術としてやってもらっていると言われても触って欲しくなかったが、それもどう断ったらいいのかわからず大爆笑していた。
それでSorryと言われてしまった時はなんだか申し訳ない気持ちに。
とはいえその日は大いに楽しみに大好きなワインまで飲ませてもらった。
日本にいる頃は1000円しない美味しいワインを求めて近所の酒屋に通ってはワインを買ってきていたことを思い出した。
好きなものの味は忘れないものだ。
白ワインも赤ワインも口に入れるまでどんな味かわからない、そいう部分にワインの面白みを感じる。
どこどこのワインはどうで、なんて大してわからないし何となく知ってればいいし、私なんかよりワインをよく知ってて美味しいものを教えてくれる人はいくらでもいる。
ここで飲んだインドネシアのホワイトワインも爽やかでフルーティーでありながらドライな味がとっても美味しかった。
さすが、ウェイターがうちのワインはすべてドライです!と言っていただけあった。
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